ステルスドライバー 3モデルの共通点
ステルスドライバーはフェースがカーボンになり軽くなったことで、前作よりも振りやすさを感じました。ヘッドが動く時に、抵抗感が少ないような感触がありました。インパクトのフィーリングも、今まで味わったことがないような感触がありました。
この振りやすさはイナーシャジェネレータ(空力設計)と、カーボンフェースの恩恵を感じる所です。それによって、ヘッドスピードが前作よりも1m程度上がると評判です。またフェースのナノコーティングによって、スピン量が増えやすい傾向があります。適正なスピン量にして飛距離を伸ばすには、3種類のヘッドとシャフトを試打してその人に合う組み合わせを見つけたいですね。
カーボンフェースの打感と打音はチタンフェースと比べても、まったく違和感はありませんでした。
芯でボールを捕らえると、柔らかい打感でした。
今回はステルスHDドライバーを、詳しくレビューしていきます。
ステルスドライバー3モデルの特徴
- 60層のカーボンフェースによるフェースの軽量化、広範囲でのボールスピードアップ。フェース面積拡大による寛容性の強化。
- フェース全面のコーティングによるスピン性能の強化。
- 60層のカーボンフェースで生まれた余剰重量を、バックウェイト周辺に配置することによる高慣性MOI化。
- イナーシャジェネレーターの、空気抵抗減少によるスイングスピードアップ。
- 貫通型スピードポケットによる、ミスヒット時のボール初速維持。
- ツイストフェースによって球の曲がりを軽減。(テーラーメイドHPより引用)
ステルスHDドライバー
SIM2 MAX Dの後継モデルです。ロフトは9°、10°、12°の3種類あります。
3モデルの中ではヘッドが1番大きく、重量も軽くなっています。
ヘッドの見た目はスクエアで、捕まりやすそうな顔をしています。かと言って被って見えるわけではなく、目標に対して構えやすく感じました。ヘッドのクラウンがマットブラックなので、ボールに集中できるような気がします。
HDのヘッドは重心位置をヒール寄りにすることで、ボールを捕まえやすくなっています。他のモデルのようにオープンフェースではなく、スクエアフェースになっているのでストレート、ドローを打ちやすくなっています。ステルスドライバーと同様にヘッド後方周辺にウエイトを配置することで、弾道の曲がりにくさと適正なスピン量になりやすいモデルです。
試打する前は候補にはありませんでしたが、今はHDを購入しようと思っています。
個人的にHDは楽にボールを捕まえられるので、フルパワーでなくとも飛距離を出せるからです。
僕には他の2モデルはめいっぱい振らないと、いい結果になりませんでした。HDならコースで使っても、OBの不安が少なくて済みそうです。
ボールを楽に捕まえたい方には、ぜひおすすめしたいです。
カスタムシャフトラインナップ
ツアーAD UB 60S
- 中調子・トルク3.2
ツアーAD UBは、DIの後継モデルと言われています。確かにフィーリングは似ていますが、DIの方が先端が走るのに対して、UBは先端の走り感はなく硬くなっています。手元のしなり感は、まったり粘る感覚があります。シャフト先端に余計な動きはないので、自分でしっかりボールを叩きたいタイプのゴルファーに良いと思います。
ディアマナPD 60S
- 中元調子・トルク3.3
シャフトの分類はUBに近いですが、微妙な違いがあります。
この3種類の中では、1番シャフトの張り感が強くシャープに振りやすいと思います。UBよりも手元は締まっていて、しなり感は控えめです。
UBとPDの先端剛性は近いですが、手元のしなり感に違いがあります。それがシャフト全体の、フィーリングの違いになっているのではないかと思います。
スピーダーNX 60S
- 中調子・トルク3.7
この3種類の中では、1番しなり量が多く柔らかく感じるシャフトです。
手元のしなりは大きく、しなり戻りはスピーダーらしい走り感があります。タイミングよく振ることができれば、飛距離が期待できるシャフトです。
柔らかめのシャフトが好きなゴルファーや、飛距離重視のゴルファーに良いと思います。
手元調子が好きな方はツアーAD UB、ディアマナPDのフィーリングが合うシャフトを、先中調子の走り感が好きな方はスピーダーNXが良いのではないかと思います。
その他のカスタムシャフトを組みたい方は、現段階(2022.1)で予約が殺到しているようなので早めの注文をおすすめします!
店頭にはテーラーメイドの試打シャフトが豊富にあるので、ぜひ試してみてくださいね。