2023年モデルのAPEXUTアイアンは操作性の高さと軟鉄鍛造の打感の良さ、少ないオフセットでターゲットに構えやすいモデルになっています。
今回はAPEXアイアンの流れを汲んだ、APEXUTアイアンのレビューをしたいと思います。
APEX UTアイアン
試打クラブスペック
ロフト 20° シャフト MODUS 105
APEX UTアイアンは2020年のXフォージドUTアイアンの後継モデルで、ツアーで求められる要素がプラスされてリニューアルされました。
実際に打ってみると高初速エリアが広くなったフェースは、ミスヒットへの寛容性が高く速いボールスピードで飛距離性能の高さを感じました。
試打をしたのはロフト20°の3番UTですが、寛容性が高いとはいえ充分な高さにボールを上げるのは難しく感じました。
アイアン型UTは40インチ近いスチールシャフトになることが多く、ユーティリティほどボールが上がらない難しさがあるのでやさしいクラブではないように思います。
しかし、APEX UTアイアンは弾道の高さを抑えて方向性を出しやすいので、ショートウッドやユーティリティよりは曲がりにくいメリットがあると思いました。
デザインと打感
APEX UTアイアンはストレートネックで構えやすく、ソール幅は広過ぎないすっきりしたデザインになっています。
試打をしてみると適度な操作性でヘッドコントロールしやすく、ブレードが長い割には扱いやすさを感じました。
フェースはやや弾き感がありますが柔らかくマイルドなフィーリングがあるので、APEXアイアンを打っているような打感の良さがあります。
APEX UTアイアンは捕まりを優先するような余計なグースが付いていないので、すっきりと構えやすいように思います。
PING iクロスオーバーと比較
PING、iクロスオーバーは、安定性の高いGシリーズとは異なり操作性の高いツアーモデルです。
アイアンに近い性能と形状という点では、APEX UTアイアンに近いカテゴリーになると思います。
2つのモデルを比べると抑えられた弾道を打ちやすく方向性の良さは共通していますが、アイアンに近い操作性の高さは iクロスオーバーの方が良いと思いました。
アイアンのような軟鉄鍛造のマイルドな打感はAPEX UTアイアン、弾き感の強いやや硬めの打感は iクロスオーバーの特徴です。
構えた時の顔の見え方はAPEX UTアイアンはソール部分が少し見えるのに対して、 iクロスオーバーはソールの見えないすっきりした顔になっています。
この辺りの好みはユーザーによって異なると思うので、打ち比べるてみると違いがわかると思います。
ぜひ一度、試してみてくださいね!