タイトリストTSR1ユーティリティはフェアウェイウッドと見間違えるくらいのウッド形状で、軽量で楽にボールが上がるやさしさ満載のモデルです。
TSRユーティリティシリーズの中では寛容性が1番高くなっていますが、どのような性能なのかレビューしたいと思います。
フェアウェイウッド型ユーティリティ
5番 ロフト23°
シャフト
TSP121 55 R
TSR1ユーティリティは軽いクラブを速く振ることでヘッドスピードを上げて、高い打ち出し角とボール初速を上げることで飛距離アップを狙ったモデルです。
実際に打ってみてもヘッドが軽く楽に振れるので、簡単に飛距離を出すことができました。
試打をした5番UTは弾道が高くなってキャリーが出しやすく、トータルの飛距離は170yardでした。
同じロフトでも5番アイアンのボールの上がりにくさと難しさを考えると、代わりに5番UTを入れるのもありだと思いました。
フェアウェイウッドに近い大きめのヘッドなので、払い打つタイプのユーザーにおすすめです。
TSR1ユーティリティは軽量化を図るためにシャフトの先端を細くしていますが、軽いクラブでやさしく飛ばしたいユーザーにも良いクラブだと思います。
デザインと打感
TSR1ユーティリティはTSR1フェアウェイウッドと見比べても少し小ぶりになった程度で、構えた時にわからなくなるほどでした。
それくらいフェアウェイウッド形状に近く、大きめのヘッドサイズでボールが上がりやすいイメージが持てました。
打感はTSR2に近くフェアウェイウッドのような金属的な硬めの打感で、高音の打音です。
TSR1ユーティリティは前作のTSI・1よりも低・深重心になり寛容性が高くなっていて、打ち出しが高くなる傾向がありました。
捕まりは良いので、ボールが捕まらず右に逃げてしまうユーザーにおすすめです。
ステルス2HDレスキューと比較
TSR1ユーティリティと同じカテゴリーの、ステルス2HDレスキューと打ち比べてみました。
形状はステルス2HDレスキューの方がシャローで平たい形をしていて、TSR1の方が丸い形状になっています。
両モデルともロフト設定が近く、低・深重心で高弾道を打ちやすく寛容性の高いモデルですが、より軽量化されているのはTSR1ユーティリティです。
両モデルの純正シャフトを比べるとステルス2は60g台、TSR1は39g〜50g台になっていて、ヘッドのフィーリングはTSR1の方がフェアウェイウッドを打つように軽いのでユーザーの好みで選ぶのが良いと思います。
3モデル打ち比べ
TSR 2 ユーティリティ
3モデルの中では中間的なヘッドサイズで、飛距離性能と寛容性は高くオートマチックにストレート弾道を打ちやすいモデルです。
打感は前作のTSI2と似ていて、金属的な硬めのフィーリングでフェアウェイウッドのような打感です。
TSR2は操作性が低いので、フェースの開閉をあまり使わないユーザーに合うのではないかと思います。
TSR 3 ユーティリティ
アイアンのように打ち込める形状で、手応えのある分厚い打感が特徴です。
アイアンショットのイメージでフェースの開閉を使って弾道を打ち分けやすく、 3モデルの中ではマニュアル感のあるユーティリティです。
やや低スピン弾道で、方向性を出しやすいモデルになっています。
その中でもTSR1ユーティリティは徹底した軽量化と、フェアウェイウッドのような打ちやすさが魅力のクラブです。
ぜひ一度、試してみてくださいね!