2025年、8月発売のT150アイアンは、歴代T150アイアンの良さはそのままに、ストロングロフト化とヘッド構造が改良されて登場しました。
リニューアルされたT150アイアンは、どのような性能があるのかレビューしたいと思います。
T150アイアン

試打クラブ 7番 ロフト 32°
シャフト プロジェクトX RED
新しくなったT150アイアンは、フォージド製法で仕上げられたプレーヤーが好むヘッド形状に、番手ごとに最適化されたブレード長を採用しています。
T150は、各番手で1度ストロング化されたロフト設計に加え、7番アイアンまで採用された改良型マッスルチャネル、さらに低重心化されたロングアイアン設計により、初速の向上、安定したキャリー、そして高い弾道を打てるように設計されています。
実際に打ってみると、手ごたえのある分厚い打感で高弾道を打ちやすく、試打室ではトータル155yardを計測しました。
飛距離性能は、ストロングロフト化した割にはまずまずな結果でしたが、適度な操作性と改良されたソールの当たり感が良く、バランスの取れた打ちやすさを感じました。
デザインと打感


T100よりやや大きめのヘッドサイズで設計されたT150アイアンは、進化したバリアブルバウンスソールが安定感と安心感をプラスし、プレーヤーズアイアンらしいソフトな打感と抜けの良さをしっかりとキープしています。
実際に構えてみると、中〜上級者が好むようなすっきりした形状で、コンパクトなヘッドを好むユーザーにはちょうどいいサイズになっています。
PROJECT X RED

スペック(6.0)
重さ 110g トルク 非公表 中調子
新たにPROJECT X シリーズに加わったPROJECT X REDは、これまでのPROJECT Xのフィーリングを維持しながら、ティップ部分をわずかに柔らかく調整することで、PROJECT Xと比べて打ち出し角を高く、スピン量も増加するよう設計されています。
また、PROJECT Xの同フレックスと比べて5g軽量化されており、振り抜きやすさと安定した操作性を実現しました。
現在、ニューモデルのPROJECT X REDを採用しているのはタイトリストだけだと思いますが、Tシリーズではカスタムオーダーできるようになりました。
実際に打ってみると、PROJECT X独特のフィーリングはそのままに、元祖PROJECT Xよりも軽量で手元の粘りは少なく張り感が強い分、スピーディに振り抜ける良さを感じました。
PROJECT X REDは先端が柔らかくなっていますが、体感的にわかるほどではないので、PROJECT Xのフィーリングが好みで、今よりも高弾道を打ちたいユーザーにおすすめのシャフトだと思います。
ぜひ一度、試してみてくださいね!