2025年モデルのコブラDS-ADAPTドライバーは、4モデルのラインナップで発売されました。
その中でも低スピン性能と寛容性を両立した、DS-ADAPT・Xドライバーについてレビューしたいと思います。
コブラDS-ADAPT・Xドライバー
試打クラブ ロフト 10.5°
コブラDS-ADAPTドライバーシリーズは、ロフトによってヘッドの設計を変えていますが、10.5°のXドライバーは、前方のパワーブリッジをあえて搭載せず、重量を後方に配置していて高い打ち出し角、スピン、安定性を高めています。
ロフト10.5°を実際に打ってみると、大型ヘッドの割には軽い振り心地で、平均スピン量は2800rpmでした。
試打室では、同時に打ち比べたDS-ADAPT・LSドライバーと同等の飛距離性能だったので、DS-ADAPT・Xドライバーは飛距離性能の高いモデルだと思います。
一方で、ロフト9.0°のXドライバーには、再設計したパワーブリッジを前方低位置に配置していて、低スピン・高初速性能を高めています。
ロフト10.5°ではスピン量が多いユーザーには、低スピンの ロフト9.0°の方が飛距離が伸びるのではないかと思います。
DS-ADAPT・Xドライバーは、ミスヒットに強くボールの上がりやすさと、飛距離性能の高いバランスの取れたモデルだと思います。
デザインと打感
DS-ADAPT・Xドライバーを構えてみると、投影面積の大きいヘッド形状がやさしさを感じるデザインになっています。
H.O.T.フェーステクノロジーを採用した大型の鍛造フェースにより、フェース中央およびその周辺でのたわみ性能が向上していて、より力強い飛距離とボールスピードを実現しています。
コブラの H.O.T.フェースは、ややしっかりとした打ち応えのある打感ですが、芯でインパクトすると柔らかさも感じられました。
FutureFit33™テクノロジーは、ロフト角とライ角を独立して調整でき、33通りのロフト角とライ角設定を可能にしています。
ユーザーにとっての理想的な弾道を見つけ、ミスを最小限に抑え、飛距離を最大化できる特徴があります。
SPEEDER NX(コブラ純正)
シャフトスペック(S)
重量 55g トルク 5.4 先中調子
コブラ純正のSPEEDER NXは、数値よりもしっかりした振り心地のある、典型的な先中調子のシャフトです。
インパクト付近では、シャフト先端がボールを押してくれるような、捕まりの良いシャフトになっています。
SPEEDER NXのSフレックスは、手元がしっかりしていてインパクトにかけてスピーディにしなり戻る特徴があります。
SRフレックスはよりスピード感があるので、ヘッドスピードがアップする効果を感じました。
マミヤLIN-Q (コブラ純正)
シャフトスペック
重量 58g トルク 4.5 中調子
コブラ純正のLIN-Qは、シャフトの手元部分が太くなっている全体が均等にしなる癖のないシャフトです。
どこかが大きくしなるシャフトではないので、振り遅れることがなく、タイミングの取りやすいシャフトだと思います。
シャフトのしなり量は少なめで先端も硬めになっているので、しっかりしたシャフトを使いたいユーザーにおすすめです。
最大限の飛距離を追求するユーザーにはSPEEDER NX、方向安定性を高めて曲がりを抑えたいユーザーにはLIN-Qがおすすめです。
ぜひ一度、試してみてくださいね!