2025年モデルのP790アイアンは、新素材の高反発フェースによって寛容性がアップしてリニューアルしました。
新しくなったP790アイアンは、どのような性能があるのかレビューしたいと思います。
NEW P790アイアン
試打クラブ 7番 ロフト 30°
新しくなったP790アイアンは、従来よりも強度が20%向上した軽量で反発性能が高い新素材をフェースに採用しています。
強度が増したことで、フェースの薄肉化とボール初速の向上に貢献するだけでなく、スイートエリア最大24%アップを実現しています。
実際に打ってみると、打点に関わらずオートマチックにストレート弾道を打てる寛容性の高さを感じました。
インサイドアウト軌道で打っても曲がり幅は小さかったので、操作性というよりはミスヒットをしても曲がらない性能が高いモデルだと思います。
試打室ではトータル155yardを計測しましたが、ロフトの割には思ったよりは飛距離を伸ばせませんでした。
個人的には、もう少し飛距離が欲しい印象を持ちました。
7番・5番 アイアン試打
番手別ヘッド設計のP790 アイアンは、重量や形状の異なるタングステンウェイトを各番手に配置することで、番手毎に求められる性能を実現しています。
ロングアイアンでは「飛ばしやすさ」、ミドルアイアンでは「狙いやすさ」、ショートアイアンでは「止まりやすさ」を重視した設計で、 全ての番手で寛容性と安定性がさらに向上しています。
7番アイアンを打ってみると、ある程度の弾道の打ち分けはできますが、オートマチックに飛ばせる性能が高いように思いました。
5番アイアンを打ってみると、セミラージサイズのヘッドで楽に飛ばせる良さを感じました。
試打室では続けて打っていても一定の飛距離を打ちやすいので、ロングアイアンが苦手なユーザーにおすすめのモデルです。
デザインと打感
左←7番 アイアン 右→5番 アイアン
P790アイアンを構えてみると、ブレード長が長くてもトップラインが薄くなっているのでシャープな印象を持ちました。
全ての番手において、ソールとリーディングエッジを番手毎に改良を加えたことで、ターフでの抜けの良さとショットの安定性を実現しています。
バックフェースのデザインは、兄弟モデルのP770アイアンに近く、シリーズで統一感のあるかっこいいデザインなのではないかと思います。
ぜひ一度、試してみてくださいね!