2025年モデルのPING・G440シリーズの純正シャフトは、前作SPEEDER NXからSPEEDER NX GREY としてリニューアルされました。
新しくなったSPEEDER NX GREYは、どのような性能があるのかレビューしたいと思います。
SPEEDER NX GREYシリーズ
SPEEDER NX GREYは、高弾道を実現する日本専用設計のPINGオリジナル軽量シャフトです。
標準長46インチの長尺仕様で先がしなってヘッドが走り、楽に高さが出るモデルになっています。
軽いシャフトでヘッドスピードを上げて、最大キャリーを出せるように設計されています。
SPEEDER NX GREYは、G440標準採用グリップより10g軽量化されているので、すりスピーディに振りやすくなっています。
実際に打ってみると手元が軽く感じるので、いつもの感覚でグリップに負荷を掛けると、タイミングが合わないような感覚がありました。
しばらく打っている内に慣れてきましたが、軽い力でも楽に振れるメリットがあると思います。
SPEEDER NX GREY （ハイブリッド）
試打クラブ G440HLハイブリッド（4番）
シャフトスペック
重量 38g トルク 4.5度 キックポイント 先
ハイブリッド専用のSPEEDER NX GREYを打ってみると、軽量でもトルクが抑えられているので、強振しても暴れない良さを感じました。
軽い振り心地でもシャフトの芯があるような感覚で、試打室では番手なりの距離を打つことができました。
シャフトが軽いからと言って飛距離が出ないわけではないので、軽く振って飛ばしたいユーザーにおすすめのシャフトです。
SPEEDER NX GREY 35（ウッド用）
試打クラブ G440HL MAXドライバー
シャフトスペック
重量 38g トルク 6.3度 キックポイント 先
SPEEDER NX GREYシリーズのラインナップは、35、40の2種類ありますがフレックスは1種類のみになっています。
SPEEDER NX GREY35を打ってみると、シャフト中間辺りが大きくしなり、先端はスピーディにしなり戻る典型的な先調子シャフトになっています。
シャフトの動きは大きいモデルですが、G440HL MAXドライバーは軽くても安定感があるので振りやすく感じました。
SPEEDER NX GREY 40（ウッド用）
試打クラブ G440HL MAXドライバー
重量 41g トルク 5.8度 キックポイント 先中
SPEEDER NX GREY40を打ってみると、個人的にはトルクの数値以上にしなりが抑えられている印象を受けました。
SPEEDER NX GREY35と比べて、シャフト中間のしなりは少なくなり、先端のしなり戻りが控えめになるのでスペック以上の差を感じました。
SPEEDER NX GREY40は、軽量シャフトでも適度なしなり感で打ちたいユーザーにおすすめです。
SPEEDER NX GREYシリーズをG440HL MAXドライバーと組み合わせて打ってみましたが、 個人的にはクラブの総重量が軽い影響で飛距離を伸ばすことはできませんでした。
軽量のドライバーを使いこなすことで、ヘッドスピードがアップすれば飛距離を伸ばせるかもしれませんね。
ぜひ一度、試してみてくださいね！
