キャロウェイオデッセイ Ai-ONE Square 2 Squareパターは、ジェイルバードシリーズのニューモデルですが、発売直後から欠品するほど人気になっています。
Square 2 Squareパターは、シャフトと重心位置を限りなく近づけることでスクエアなインパクトを可能にして、オートマチックにまっすぐ打てる構造になっていますが、通常のパターとはどのような違いがあるのかレビューしたいと思います。
Ai-ONE Square 2 Square
Ai-ONE Square 2 Squareパターは、ロフトが多めの6.3度となっているヘッドに対し、シャフトをターゲット方向に3.3度傾けて装着しており、その装着位置もフェース面から離れた場所(オンセット)で、ヘッドの重心位置となっています。
また、ソール前方のトウとヒールに搭載されている2つのウェイトも重量が異なっており、ヒール側がより重い設定です。
これらの設計により、Ai-ONE Square 2 Squareパターは、トゥアップバランスとなり、フェース面をスクエアにキープしやすい特徴があります。
Ai-ONE Square 2 Squareパターを構えてみると、通常のパターとは違いターゲットへのセットアップも変化しました。
シャフトの入り方も違うのでアドレスした時の見え方も変わり、慣れるまでは違和感があると思います。
実際に打ってみると、重めのヘッド重量が安定したストロークをしやすくなるので、セットアップに慣れれば限りなく再現性が高くストレートに打ちやすいパターだと思いました。
アルミと樹脂の複合インサート
AI-ONEパターのインサートは見た目にはホワイトホットインサートと同じに見えますが、アルミと樹脂がミックスされたインサートなので独特な打感になっています。
元祖ホワイトホットインサートはゴルフボールのカバーと同等の柔らかいフィーリングがありますが、AI-ONEのインサートはしっかりとしたやや弾くフィーリングになっています。
硬過ぎず柔らか過ぎないインサートは、転がりの良いストロークの助けになるように思いました。
スクエアインパクトを追求したパター
試打クラブ 33インチ
トウアップバランスになっていることで、Ai-ONE Square 2 Squareパターはヘッドをオートマチックに真っすぐ、スクエアなまま引きやすく、かつ、ターゲット方向にも真っすぐ、スクエアに振っていきやすい特性となっています。
実際に打ってみても、自然にスクエアなセットアップができるのでターゲットにまっすぐ打てる再現性の高さを感じました。
通常のパターはストロークによってはフェース面がずれて方向性が狂うことがありますが、 Ai-ONE Square 2 Squareパターは方向性が狂うことはほとんどありませんでした。
シャフトの角度とフェースのロフトも通常モデルとは異なる Ai-ONE Square 2 Squareパターですが、ユーザーが使いこなすことができればコースでも力を発揮するのではないかと思います。
ターゲットに対してまっすぐ打つことが苦手なユーザーには、ぜひ一度試してみてもらいたいパターです。
スチール製ストロークラボシャフト
従来のストロークラボシャフトはスチールとカーボンの複合素材で、シャフトのしなりを活かして転がりの良いボールを打ちやすく捕まりの良さがありました。
AI-ONEパターには90g台のスチールシャフトが採用されて、手元側のシャフト内部にカウンターウエイトを装備することで、慣性モーメントを高めています。
ストロークラボのスチールシャフトはやや柔らかいフィーリングでゆったりとしたしなり感があるので、しっかりしたスチールでもボールの転がりが良くなる印象です。
Ai-ONE Square 2 Squareパターは、ストロークに左右されにくくオートマチックにまっすぐ打てるモデルだと思います。
ぜひ一度、試してみてくださいね!