2024年モデルのPXG・BLACKOPSドライバー(ノーマルモデル)は、歴代モデルのテクノロジーを搭載して登場しました。
PXGのクラブは、試打をする機会が少なく性能が未知数なイメージがありますが、どのような性能があるのかレビューしたいと思います。
BLACK OPSドライバー
試打クラブ ロフト 9°
シャフト 24ベンタスブルー6S
BLACK OPSドライバーは、高い慣性モーメントでヘッドの安定性を高め、スピン量を低く抑えることで飛距離アップを狙っています。
BLACK OPSドライバーは、PINGやテーラーメイドと比べても重量級のヘッドでバランスが重くなりやすくなっています。
個人的には、PINGで言うとG430LSTドライバー並みのヘッドの効き具合と、テーラーメイドではQI10LSドライバーよりも重く感じました。
実際に打ってみると、かなりヘッドが効いていて重く感じやすいドライバーなので、ある程度のパワーが必要だと思いました。
試打室では強めのドローを打とうとすると、低いフック弾道になりチーピンのようになりました。
BLACK OPSドライバーは大型ヘッドのスタンダードモデルですが、慣性モーメントを高めていてもユーザーのスイングを反映する反応の良さがあると思いました。
次にストレートを打つようにスイングすると、2300rpm程度のちょうど良いスピン量になり直進性の高い弾道を打ちやすくなりました。
BLACK OPSドライバーのロフト9°は、比較的スピン量が少なめなので、フェードヒッターでもスピン量が抑えられる良さを感じました。
BLACK OPSドライバーを試打しましたが、一発の飛びというよりは、安定した飛距離を打ちやすい性能があるモデルだと思います。
チタン合金フェース
Black Opsドライバーは、強度と柔軟性を増した独自のチタン合金フェース素材を用いた先進素材フェース(AMF)テクノロジーによって、インパクト時のフェースのたわみを増大し、飛距離を大幅に伸ばすように設計されています。
実際に打ってみると、フェースセンターの打感は多少の柔らかさはありますが、芯を外すと硬く重みのある打感に変化しました。
Black Opsドライバーはチタン合金フェースになっていますが、硬めでしっかりとした打感で欧米で好まれるようなハードさを感じました。
デザイン
Black Opsドライバーは、比較的投影面積の大きいヘッドで、今時の大型ドライバーに多い形状になっています。
複合素材のクラウンはツヤのあるきれいなデザインで、少し前のキャロウェイのドライバーに近い仕上がりだと思いました。
PXGのクラブ設計者には元PINGのスタッフがいるそうですが、クラブの性能的にもPINGに近いコンセプトを感じられます。
Black Opsドライバーは、PINGのような曲がりにくい性能を求めるユーザーにおすすめのモデルです。
ぜひ一度、試してみてくださいね!