2024年モデルのTW767 Vxアイアンは、飛距離性能と寛容性を高めながらも本間らしい軟鉄鍛造の打感を追求したモデルです。
このアイアンカテゴリーは各メーカーが力を入れていますが、本間ゴルフのTW767 Vxアイアンはどのような性能になっているのかレビューしたいと思います。
TW767 Vxアイアン
試打クラブ 7番 ロフト30°
シャフト AMT TOUR WHITE
TW767 Vxアイアンはトゥとヒールに重量配分することで、スイートエリアが拡大しています。
また、ネックの長さを見直すことで深重心となり、つかまり性能をアップしています。
さらに、トウにウエイトを搭載することで重心距離を長くし、直進性と寛容性を向上させています。
低重心設計と相まって、高弾道ショットを可能にしていますが、実際に打ってみても高い飛距離性能で、捕まった高弾道ドローボールを打ちやすく感じました。
試打室ではトータル160yardを計測しましたが、個人的には他メーカーのロフト30°のアイアンよりも飛ぶ結果になりました。
試打クラブのAMT TOUR WHITEが軽硬で振りやすかったことも良い結果に繋がったんだと思います。
同時に、飛距離性能を追求したモデルのTW767 Pxアイアンと打ち比べましたが、数yard程度しか差はなく TW767 Vxアイアンの飛距離性能を感じる結果になりました。
本間のアイアンには派手さはありませんが、ベテランゴルファーが好むような性能重視のモデルが多いように思いました。
デザインと打感
左←TW767 Px 右→TW767 Vx
左←TW767 Vx 右→TW767 Px
TW767 Vxアイアンは、前作よりもキャビティ部の厚みを増やすことで、上級者が求める分厚いインパクトを追求しています。
また、ラフなどで打点が上部にずれた場合の飛距離ロスも軽減するように作られています。
TW767 Vxアイアンを構えてみると、比較的コンパクトなヘッドサイズでほど良いグースが構えやすく感じました。
TW767 Vxアイアンの打感は、柔らかさと硬さのバランスがちょうど良く、手ごたえの中に多少の柔らかさを感じるような打感になっています。
AMT TOUR WHITE
シャフトスペック S 200
重さ 105-129g 元調子
AMT TOUR WHITEは、セット全体を通して3グラム単位で徐々に重くなるよう設計した「アセンディング・マス・テクノロジー」で、ロングからショートまで、番手に左右されない振りやすさが特徴のシャフトです。
また、スイング重量がダイナミックゴールドのバランスポイントと一致するように調整されています。
AMT TOUR WHITEは、比較的軽めのシャフトでトルクが少ないので、スピーディに振り切れる良さがあります。
同じ重量帯のシャフトと比べても、かなり硬くしなりをほとんど感じないようなシャフトだと思います。
飛距離を伸ばしやすいシャフトなので、硬めの元調子が好きなユーザーにはおすすめです。
ぜひ一度、試してみてくださいね!