2024年モデルのスリクソンZX i 5アイアンは、前作までの飛距離性能と寛容性はそのままに、打感が柔らかくなるコンデンス鍛造を取り入れてリニューアルされました。
新しくなったZX i5アイアンは、どのような性能があるのかレビューしたいと思います。
ZX i 5アイアン
試打クラブ
7番 ロフト31°
ZX i 5アイアンは新しいテクノロジーでヘッドのフレームを強化して、フェースの熱処理をして高初速エリアを広げることでボールスピードの向上と打感の柔らかさを作り出しています。
歴代の5シリーズはボール初速を高めて飛距離をアップしていますが、ZX i5も高い飛距離性能になっています。
実際に打ってみると、反発力の高いフェースでボールスピードが速くトータル160yardを計測しました。
7番アイアンのロフトは31°ですが、ロフト以上の飛びを体感できるのは5シリーズならではだと思いました。
ZX i5アイアンはオートマチックに打てる寛容性の高いモデルですが、適度な操作性があるのである程度球筋を打ち分けられる良さも感じました。
TOUR V.T SOLE
スリクソン独自のソールは、ソール形状とバンス角を最適化することでインパクト時の抜けの良さを実現しています。
トゥ、ヒールに段差をつけることで、スイングによって入射角が変わっても邪魔にならない良さがあります。
ZX i5アイアンのソール幅は広めですが、TOUR V.T SOLEによってダウンブローに打ってもボールコンタクトしやすい良さを感じました。
ZX i5アイアンは寛容性が高くソールも広いので、払い打っても楽に飛ばせるモデルになっています。
デザインと打感
ZX iアイアンシリーズの中で、ZX i7アイアンはヘッド素材を変更することでさらに柔らかい打感になりました。
ZX i5アイアンは素材変更ではなく、製法を変えることで打感を向上させています。
実際に打ってみると、今作は弾き感よりも柔らかい打感を感じやすくなっているように思いました。
ZX i 5アイアンのデザインはややグースの付いたネックになっていますが、適度なグースなので構えやすく感じました。
ツアーモデルのZX i7アイアンよりも一回り大きなヘッドサイズですが、標準的な大きさなので扱いやすい印象を持ちました。
ZX i 5アイアンは前作までの良さはそのままに、さらに打感が良くなっています。
ぜひ一度、試してみてくださいね!