テーラーメイドP770アイアンは、前作が2023年に発売されたばかりでしたがわずか1年でリニューアルされました。
今作は同時に発売されるツアーモデルのP7CBアイアンに近づいたモデルになっていますが、どのような性能があるのかレビューしたいと思います。
P770アイアン
P770アイアンは中空ヘッドのやさしさとコンパクトなヘッド形状が特徴のモデルで、飛び過ぎないノーマルロフト設定がアスリートユーザーにも使いやすいアイアンになっています。
前作よりもヘッド長が短くなりトップブレードが薄くなったことで、アスリートモデルのP7CBアイアンとのコンボセットにしやすくなっています。
実際に打ってみるとフェースの芯が広く、打点がブレても安定した飛距離を打てる寛容性の高さを感じました。
新しくなったP770アイアンは、すっきりしたデザインになりかっこよくなったように思います。
番手別試打 7番・5番
試打クラブ シャフト DG MID 115
7番(33°) 5番(25.5°)
試打室では楽に高弾道を打てる印象で、7番アイアンでトータル152yardを計測しました。
5番アイアンは安定した飛距離性能で、何度打っても飛距離の差は少なく平均175yardを計測しました。
同時に打ち比べたP7CBの5番アイアンは、打点によっては飛距離の差が大きかったのでミスショットにシビアな印象がありました。
P770アイアンはどの番手もオートマチックなやさしさがあるので、安定した飛距離と方向性が良くなるモデルだと思います。
デザインと打感
新しいP770アイアンは番手別にソールとリーディングエッジの設計を最適化した形状になっていますが、ツアーモデルのP7CBと見比べてもほぼ変わらないコンパクトな形状になっています。
P770アイアンは、どの打点でも同じようなソフトな打感を感じやすく球持ちの良さがあります。
今作から1本からオーダーできるようになり、P7CBアイアンとのコンボセットをしやすくなりましたが、両モデルの打感の違いが大きく打点による許容範囲が異なるので、個人的にはコンボセットには向かないように思いました。
P770アイアンはよりコンパクトにリニューアルされて、寛容性と打感の向上がされているように思います。
ダイナミックゴールドMID 115
115スペック(S200)
重さ 115g トルク 非公表 中調子
テーラーメイドがカスタムシャフトとして採用しているダイナミックゴールドMIDは、重量級の130と中量級の115がラインナップされています。
DGMIDにはブラックベースの新デザインが採用されて、かっこよくなったように思います。
DGMIDはシャフト中間部を硬くすることで先端を柔らかくして、打ち出し角を上げてスピン量が増える特徴があるので元祖DGよりもボールが上がりやすくなっています。
実際に打ってみると中元調子的な挙動で、手元のタメを作りやすく先端がゆっくりしなり戻るフィーリングで、DGらしい粘り感がありました。
DGMID115は今までにないタイプのシャフトで、高弾道を打ちたいユーザーや捕まりを求めるユーザーにおすすめのシャフトです。
ぜひ一度、試してみてくださいね!