2024年モデルのAPEXアイアンシリーズに、飛距離性能と寛容性をプラスしたAI200・300アイアンが加わりました。
新たにAIフェースが採用されたニューモデルは、どのような性能があるのかレビューしたいと思います。
APEX AI 200アイアン
試打クラブ
7番アイアン ロフト 30°
AI200アイアンはAPEXシリーズの中ではツアーモデルのコンパクトな形状をベースに作られたモデルですが、中空ボディでロフトが立ててあるので高い飛距離性能とボールの上がりやすさが特徴的なアイアンです。
昨年発売されたAPEX PROアイアンは、中空ボディでありながら7番アイアンのロフトは33°だったので飛距離性能は普通でした。
AI200アイアンはAPEX PROアイアンのフェースを改良して、一回り大きくなったボディのロフトを立てることで大幅な飛距離アップをしています。
実際に打ってみるとストロングロフトでも高弾道を打ちやすく、試打室ではトータル165yardを計測しました。
AI200アイアンは飛距離性能だけでなく、スピン量を最適化する設計がされているので高弾道を打ちやすい良さを感じました。
デザインと打感
AI200アイアンのボディとフェースは鍛造で作られているので、弾き感の少ない重く手応えのある打感になっています。
フェース構造はパラダイムアイアンと同じになっているので、反発力が高く飛距離性能が高くなっています。
通常、反発力の高いフェースは弾き感が強くなりますが、 AI200アイアンの専用設計によって柔らかさが感じられる良さがあります。
ツアーモデルのAPEX PROアイアンを少しだけ大きくした形状をしていますが、充分コンパクトなヘッドサイズになっているのですっきりと構えやすいように思います。
APEX AI 300アイアン
試打クラブ
7番アイアン ロフト 29°
AI300アイアンはセミラージサイズのヘッドと大きめのグースでより寛容性を高め、オートマチックに飛ばせるモデルです。
AI300アイアンのフェースも適度なスピンが入る設計で、飛距離性能を高めながらもグリーンに止めやすい高弾道が打てるようになっています。
試打室ではAI200アイアンよりも少し飛ぶ結果になり、トータル170yardを計測しました。
アイアンショットに、飛距離性能と高い寛容性を求めるユーザーにおすすめのモデルです。
デザインと打感
AI300アイアンも弾き感が抑えられた球持ちの良い打感で、ボールを潰せるような感覚が打っていて楽しくなりました。
実際に構えてみると、前作APEX DCBアイアンよりもグースが大きくなったので、より寛容性の高いデザインになっています。
昨年、発売されたAPEX CB、MB、PROはコンパクトなツアーモデルでしたが、2024年モデルのAI200、300アイアンは飛びをプラスしたモデルになっています。
ぜひ一度、試してみてくださいね!