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タイトリストGTドライバー純正シャフト(DENALI・テンセイ1K)試打評価

2024年モデルのタイトリストGTシリーズには、新しい純正シャフトがラインナップされました。

今回はタイトリストの純正シャフトの特徴と、カスタムシャフトとの違いについてレビューしたいと思います。

 

テンセイ1Kブルー

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シャフトスペック 

中打ち出し 中スピン

55   S   重さ 59g     トルク 4.7

テンセイ1Kブルーは、タイトリストの純正シャフトの中ではボールが上がりやすく捕まりの良いモデルです。

実際に打ってみると手元のしなり量は少なめですが、シャフト先端のスピーディなしなり戻りでボールを弾くタイプのシャフトになっていました。

カスタムシャフトのテンセイプロ1Kブルーは、シャフト全体がスムーズにしなりトルクが大きいですが、純正のテンセイ1Kブルーは硬めで引き締まったフィーリングを感じました。

純正のテンセイ1Kブルーにもカスタムシャフトに使われている、手元のしなやかなタメを作る1Kクロスとシャフト先端の剛性を高めて飛距離アップを引き出すクロスリンクテックが採用されていますが、フィーリングはかなり違うので不思議な感じがしました。

純正シャフトにもテンセイらしいキレのあるスピード感があるので、テンセイシリーズを好むユーザーにおすすめのシャフトです。

プロジェクトX DENALI レッド

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シャフトスペック

高打ち出し 高スピン

50  (5.5) 重さ 53g    トルク   5.4

タイトリストGTシリーズでは、ダイナミックゴールドで有名なトゥルーテンパー社傘下のプロジェクトX・DENALIレッドが標準シャフトとして採用されています。

プロジェクトXでは、ジョンラームが使用しているハザーダスシリーズなどのウッド用シャフトをラインナップしていますが、日本で純正シャフトとして採用するのは珍しいことだと思います。

DENALIシリーズには3モデルラインナップされていますが、最もボールが上がりやすく捕まりが良いのがDENALIレッドになります。

実際に打ってみると、捕まりの良いレッドらしさはありますが、50gの割には60S並の振り応えがあって骨太なシャフトだと思いました。

シャフトの手元部分は太めになっている上に剛性が高く、先端が走り過ぎない所が打ちやすさに繋がっていると思いました。

試打室では高弾道ドローを打ちやすく、GT2、GT3ドライバー共に捕まりの良い組み合わせになると思います。

テンセイ1Kブラック

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シャフトスペック 

低打ち出し 低スピン

65 (S)  重さ   67 g      トルク  3.6

純正シャフトのテンセイ1Kブラックは、タイトリストGTドライバーのために作られたシャフトです。

テンセイCKプロオレンジなどの、カスタムシャフトとは使われている素材が異なるオリジナルシャフトです。

実際に打ってみるとトルクの少ないハードなモデルで、シャフト先端が硬く走らないので打ち始めはタイミングを合わせるのに苦労しました。

試打室ではGT4ドライバーと組み合わせると、チーピンのようなスピンの少ない低いフック弾道になりやすかったです。

テンセイ1Kブラックはタイトリストの純正シャフトの中では最もハードなモデルなので、スピン量を抑えて低い弾道を打ちたいユーザーにおすすめです。

標準的な純正シャフトを求めるユーザーには、テンセイ1KブルーやDENALIレッドがおすすめです。

タイトリストGTシリーズの純正シャフトには、幅広いユーザーを3モデルのシャフトで充分カバーできるラインナップになっています。

どのシャフトもカスタムシャフト並の振り心地と性能があるので、ヘビーユーザーにも納得の完成度だと思いました。

ぜひ一度、試してみてくださいね!