2023年モデルのプロギア05アイアンは超低・深重心ヘッドによって、よりやさしくボールを上げて飛ばせるモデルになっています。
前作と比べて見た目にはあまり変わっていませんが、プロギアらしいシャープなデザインと軟鉄鍛造のソフトな打感が魅力のアイアンになっています。
飛ばせる軟鉄鍛造アイアン
7番アイアン
ロフト29°
シャフト
MCI (プロギア純正)
試打室で05アイアンを打ってみると平均でキャリー140yard、トータル約150yardの飛距離を楽に飛ばせることができました。
05アイアンは低・深重心のワイドソールになっているので、ボールを上げようとしなくてもオートマチックに高弾道が打てるようになっています。
05アイアンは打ち込むよりは払い打つ方が向いているモデルだと思いますが、リーディングエッジが面取りされているので地面との抵抗が少なくインパクトできる所も魅力です。
大きめのやさしいヘッドですが慣性モーメントが高過ぎて振りにくいようなヘッドではなく、適度な操作性が残されているのでストレスなく振りやすく感じました。
飛距離を打ち分けやすい設計
05アイアンは番手ごとにやさしく飛距離を打ち分けられるようにロフト差を4°〜5°にして、クラブ長をセットの中で3段階のみの長さにしています。
6番〜8番 37.5インチ
9番〜AW 36.5インチ
52° 57° 35.5インチ
コブラのアイアンにはセットの中で長さが統一されたワンレングスアイアンがありますが、05アイアンは3段階のレングスになっています。
ロングミドルアイアンは長さを確保することで飛ばしやすく、ショートアイアンとウェッジは短くしてロフトで飛距離を打ち分けられる効率の良さが特徴です。
7番アイアンを打ってみましたが、標準のアイアンよりも0.25インチ長くなっていますが特に違和感なく、番手なりの飛距離を打ちやすく感じました。
標準のアイアンセットは番手ごとに長さが違うことが当たり前になっていますが、長さが変わらない方がやさしく打てるメリットがあるように思いました。
デザインと打感
ワイドソールになっていますが構えてみるとソール側は全く見えず、シャープな形状ですっきりしたデザインになっています。
ブレードは長めなので安心感を感じますが、トップブレードは薄くなっているのでシャープに振り切れるイメージが持てると思います。
大きめのキャビティなのにも関わらず、一枚物の軟鉄鍛造アイアンのような柔らかい打感でソフトなフィーリングがあります。
硬めで弾き感の強い高反発素材のクロモリ鋼が使われていますが、05アイアンは弾き感が控えめで軟鉄鍛造の打感が好きなユーザーにも納得いく打感になっていると思います。
MCI (プロギア純正)
(S) 重さ 67 g トルク 3.0 中調子
プロギア純正のカーボンシャフトMCIは、軽量ながら比較的しっかりしていて捕まりの良いシャフトです。
打つ前は柔らかくしなりの大きいシャフトかと思いましたが、意外にしっかりとした打ち応えのあるシャフトでした。
05アイアンは大きめのヘッドで寛容性と飛距離性能が高いモデルですが、MCIはその特性を活かしてくれるやさしい組み合わせだと思いました。
ヘッド構造だけでなくクラブ長を3段階に設計して、ロフト差を揃えることでどの番手でも打ちやすくなるようになっている、実戦向きのアイアンだと思います。
ぜひ一度、試してみてくださいね!