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ミズノST-X230ドライバー試打評価(2023年)

 

 

2023年モデルのST230ドライバーはボール初速を追求して飛距離性能を高め、ミズノ独自のフォージドβチタンの打感の良さが魅力のモデルです。

2種類ある内のST- Xドライバーは捕まりの良いドローバイアスのモデルになっていますが、どんな性能があるのか実際に打ってみたレビューをしたいと思います。

ミズノらしい操作感

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 ロフト 10.5°

シャフト

TOUR  AD GM D 50S

ミズノの歴代ドライバーには操作性が高いモデルが多く、寛容性を高めることだけにこだわらず操作性や振り心地を重視する所はミズノらしさだと思います。

2023年モデルのST-Xドライバーはヘッド後方のウエイトがヒール側に配置されていて、トゥ側にカーボンを多く使うことでヘッドターンがしやすく捕まりの良いドライバーになっています。

実際に打ってみてもヘッドを操作しやすくドローボールを打ちやすいので、低スピン弾道で飛ばせるドライバーだと思います。

試打室で打ってみると飛距離性能は高く、人気のあるパラダイムやステルス2ドライバーにも引けを取らない飛距離を計測しました。

ミズノのドライバーは操作性の高さが影響しているのか難しいイメージがありますが、ST-X230を打っていて特に難しい印象はありませんでした。

歴代モデルのMPタイプ2は捕まりが控えめで芯が狭く難しかった記憶がありますが、それに比べるとST-X230ドライバーは随分やさしくなったと思います。

デザイン

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ST-Xドライバーはややコンパクトサイズのヘッド形状で、ST- Zと比べてわずかに小さくなっています。

ミズノらしいバランスの取れたきれいな顔で、ST- Zよりもネック側の絞られた形状がすっきりとして構えやすく感じました。

カーボンクラウンが強調されているので少し違和感を感じますが、USドライバーのように大き過ぎないので日本人好みのちょうど良い形状だと思います。

ST-XとST-Zの違い

写真はST-Zドライバー

2種類ある内のST- Zドライバーはよりヘッドの安定感を高めて、オートマチックにストレート弾道を打ちやすい構造になっています。

もう一つのST-Xドライバーは捕まりを重視したドローバイアス設計になっていますが、打ち比べてみても大きな差は感じませんでした。

PINGのドライバーはどのモデルでも慣性モーメントが高くヘッドターンがゆっくりで曲がりにくい良さがあるように、ミズノのSTドライバーは基本的に操作性が高いので打ち比べてもそれほど違いが出ないのだと思います。

試打室では両モデルとも捕まりは良くスピン量にも大きな差はなく、打ち比べてもどちらを打っているかわからなくなるほどでした。

両モデルの違いは小さいですが、ST- Zの方が重心が深い分ヘッドターンがゆっくりでオートマチック感があり、ST-Xの方がヘッドが機敏に動き捕まりの良さがあると思いました。

ミズノの打感

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カーボンクラウンにすると打感が悪くなるイメージがありますが、ミズノのフォージドβチタンフェースは打感の良いミズノプロアイアンのような絶妙なフィーリングがあって心地良く感じました。

インパクトのしっかりした手応えの中にも柔らかく球持ちの良いフィーリングは、βチタンフェースと新たに採用されたヘッド内部の鉄芯ステンレスの影響なのかもしれません。

ドライバーなのにインパクトでボールを押せる感があるのは、ミズノならではの良さだと思いました。

最近の大型ヘッドで操作が難しいドライバーが苦手なユーザーには、イメージ通りにヘッドターンができるST-X230ドライバーがおすすめです。

ぜひ一度、試してみてくださいね!