2023年モデルのパラダイムアイアンには3モデルありますが、その中でも飛距離性能と寛容性が中間に位置付けられているパラダイムXアイアンを試打しました。
全国でも取り扱い店舗が限られている、限定モデルの性能はどうなっているのかレビューしたいと思います。
NEWフォージドフェースカップ
7番アイアン
ロフト 27.5°
シャフト
NS PRO 950NEO (S)
パラダイムに新たに採用されたフォージドフェースカップは、ボール初速アップと柔らかい打感を両立しています。
反発性能が上がった薄いフェースを支えるスピードフレーム構造が、コンパクトなヘッドサイズながら強度を保ちボールスピードアップ、ミスヒットへの強さ、低重心によるボールの上がりやすさを実現しています。
パラダイムXアイアンの7番はストロングロフトの27.5°ですが、試打室のデータはトータル165yardだったので飛距離性能は高いと思います。
ストロングロフトでも低重心ヘッドのおかげでボールが上がりやすく、スピン量は少なめでも打ち出しが高いのでボールの高さは出せるのでグリーン上には問題無く止まると思います。
フェースの弾き感が強めですがソフトなフィーリングもあって、ボールの飛び出しが速い印象でした。
デザインと打感
ブレード長はやや長くグースがしっかり付いているので、捕まりが良さそうな形状をしています。
実際に打ってみても捕まりが良いので、安定してストレートからドローボールを打ちやすかったです。
ソール幅は広いのでマットの上でもソールが滑ってくれるので、やさしくボールを拾ってくれる印象です。
打感は弾き感が強めですがその中にもソフトなフィーリングがあるのは、ヘッド内部にあるウレタンの影響だと思います。
前作よりもウレタンの量が増えてぎっしり詰まっているので、フェースのどこで打っても柔らかさを感じられました。
パラダイムアイアンとの違い
パラダイムアイアン(ノーマルモデル)は、3モデルの中では1番操作性が高く適度な操作感があります。
寛容性が高くなるとオートマチックになり過ぎて操作性が犠牲になりがちですが、パラダイムアイアンはコンパクトサイズでも寛容性と操作性を両立しているモデルだと思います。
パラダイムXアイアンはよりストロングロフトで飛び系に分類されると思いますが、パラダイムアイアンよりもグースの多いラージヘッドでより寛容性を高めています。
試打室での飛距離性能はパラダイムXの方が5yard程度飛んでいましたが、捕まりは良くオートマチックに打ちやすいのはパラダイムXだと思います。
キャロウェイらしいデザインで、飛距離性能とオートマチックな打ちやすさを求めるならパラダイムXアイアンがおすすめです。
ややコンパクトヘッドのストレートネックで、操作性とソリッドな打感が好みのユーザーにはパラダイムアイアンが良いと思います。
パラダイムMAXFASTアイアン
パラダイムXアイアンよりもさらに飛距離性能と寛容性を高めたモデルが、パラダイムMAXFASTアイアンです。
7番アイアンのロフトは超ストロングの26°で、ラージサイズのヘッドですが軽量なので簡単に飛距離を稼げるモデルです。
3モデルの中ではブレード長が最も長くボールを包み込むようなネック形状になっていますが、とにかくまっすぐ楽に飛ばしたいユーザーにおすすめのアイアンです。
パラダイムXアイアンは飛びと寛容性を高めたテクノロジー満載のモデルですが、バックフェースのデザインもかっこいいアイアンだと思います。
ぜひ一度、試してみてくださいね!