2023年モデルのパラダイムドライバー4モデル中で、1番低スピンで操作性の高いパラダイムトリプル♦︎♦︎♦︎を試打しました。
ツアー向けのモデルなので難しいイメージがありますがアマチュアにも使いやすさがあるのか、実際に打ってみたレビューをしたいと思います。
操作性と寛容性の両立
ロフト 10.5°
シャフト
ベンタスブルー6S
パラダイム♦︎♦︎♦︎は操作性が高い低スピンドライバー
ですが、この手のモデルは打点ブレによって曲がりやすく難しくなることが多いように思います。
しかし、パラダイムシリーズはボディを全てカーボンにすることで設計自由度が高くなり、♦︎♦︎♦︎ドライバーで言うと犠牲になりがちな寛容性をアップできるとのことです。
実際に打ってみるとそれほど難しい印象は無く、弾道が散らばることも無いので♦︎♦︎♦︎ドライバーでも寛容性が高くなっているように思いました。
フェードバイアスなモデルではありますが、操作性が高い分それなりに捕まるのでストレートからややフェード弾道が多くなりました。
低スピンドライバー
パラダイム♦︎♦︎♦︎はウエイトの前後を入れ替えることでスピン量を調整できますが、約300rpmの増減が可能になっています。
フェース側に2g、後方に14gのウエイトが装備されていますが、このポジションで打った時は操作性の中にも安定感があってちょうど良いバランスだと思いました。
この時はウエイトを入れ替えて打ってはいませんが、フェース側を重くするとより機敏に動くようになって操作性が高くなりさらに低スピンになりそうです。
試打室ではロフト10.5°でもスピン量が2000rpm程度だったので、シャフトで打ち出し角を上げるかスピン量を増やす工夫が必要かもしれません。
デザインと打感
4モデルの中では♦︎♦︎♦︎が1番コンパクトですが、洋梨形状に近くなったので昔ながらの形状が好きなユーザーには構えやすいと思います。
ヘッドはブルーが基調のカラーですが、暗めの色合いなので違和感は感じませんでした。
パラダイムシリーズを打ち比べてみましたが、♦︎♦︎♦︎ドライバーの打感が1番柔らかく吸い付くようなフィーリングを感じました。
他の3モデルは弾き感が強いですが、♦︎♦︎♦︎ドライバーは弾き感は少なくソフトで球持ちが良い印象です。
パラダイムドライバーとの違い
パラダイムドライバーは♦︎♦︎♦︎ドライバーよりもやさしい位置付けになっていますが、個人的には♦︎♦︎♦︎ドライバーの方が操作性がある分捕まえやすく、振りやすいので安定してストレートフェードが打てました。
パラダイムドライバーは捕まりが控えめで慣性モーメントが高いので、操作が難しい分捕まえるのに苦労しました。
オートマチック感が強いので、無理をして振ると大きくフェードすることがありました。
パラダイムドライバーはユーザーの傾向によってペリメーターウエイトを調整することで、決まった球筋を安定して打つには良いモデルだと思います。
試打室で両モデルを打ち比べると、♦︎♦︎♦︎ドライバーの方が振りやすさが優っていたこともあって低スピン中弾道でよく飛んでいました。
両モデルの飛距離性能の差はそれほど無いと思うので、ユーザーの傾向によって結果は変わると思います。
♦︎♦︎♦︎ドライバーは操作しやすく安定感もあるので、オートマチック過ぎるモデルが苦手なユーザーにおすすめです。
ぜひ一度、試してみてくださいね!