2023年モデルのステルス2フェアウェイウッドは3種類のラインナップになり、新たにステルス2HDフェアウェイウッドが追加されました。
3モデルの中では1番やさしいフェアウェイウッドの位置付けですが、実際にはどんな性能なのかレビューしたいと思います。
楽に捕まって上がる
5番ウッド ロフト19°
シャフト
テンセイレッドTM 50S
ステルス2HDフェアウェイウッドはドローバイアスが強く、スピン量が多いのでオートマチックに高弾道が打ちやすいモデルです。
実際に打ってみると自分のイメージ以上の捕まりでドローボールになり、高打ち出し高スピン弾道になりました。
5番ウッドのロフト設定は19°のハイロフトなのでオートマチックにハイドローになりますが、ヘッドスピードの速いゴルファーにはスピン量が増え過ぎて吹け上がってしまうと思います。
フェアウェイウッドが苦手なユーザーにとっては簡単に球が上がるので、コースで重宝するクラブになりそうです。
ボールを拾いやすい形状
ステルス2フェアウェイウッドの3モデルの中では1番投影面積が大きく、地面に張りつくような平たい形状をしています。
PINGのフェアウェイウッドに近い形状で、寛容性の高さを前面に出したモデルになっています。
ライ角は1番アップライトなので捕まりは良く、超シャロー、低重心ヘッドなのでボールの拾いやすさを感じました。
ステルス2HDの3番はロフト16°、5番は19°になっていてボールが上がりやすい分、飛距離は出ませんが飛び過ぎない安心感があります。
テンセイレッドTM50
(S)重さ 57g トルク 4.3 中調子
テーラーメイド純正のテンセイレッドTMの表記は50になっていますが、Sフレックスの場合は50g後半の重量なのでしっかりした重さがあります。
典型的な中調子のシャフトで、先端がやや走って捕まえる動きを感じます。
普段、50Sを使っているユーザーなら重さはちょうど良いと思いますが、しなり量は大きいので一度試打をおすすめします。
3モデル打ち比べ
3モデルを交互に打ってみると球の上がりやすさとスピン量、捕まり具合や弾道の傾向にはっきり違いが現れました。
ステルス2プラス 5番ウッド
ステルス2プラスフェアウェイウッドは、1番スピン量が少なく強い弾道で飛距離の出るモデルです。
方向性はニュートラルで、左右への打ち分けがしやすく操作しやすいヘッドです。
スライディングウエイトの重みを感じやすく打ち応えがあるので、パワーのあるユーザーには打ってつけのクラブです。
ステルス2 (ノーマル)5番ウッド
ノーマルのステルスフェアウェイウッドはオートマチックにストレートを打ちやすく球が上がりやすいモデルですが、操作しようとしてもフェース面はあまり動かない印象です。
捕まりは良いですが球は曲がりにくいので、楽にまっすぐ飛ばしたいユーザーにおすすめです。
ステルス2HD 5番ウッド
ステルス2HDフェアウェイウッドは1番捕まりが良く高弾道が打ちやすく、ドロー傾向が強いモデルです。
ヘッド形状は超シャローなので球を拾いやすく、スピン量が多いので楽に球が上がります。
ヘッドサイズは1番大きく簡単に捕まるので、フェアウェイウッドが苦手なユーザーにおすすめです。
2023年のステルス2フェアウェイウッドシリーズには、今までなかったようなやさしいモデルのステルス2HDフェアウェイウッドが追加されてより選択肢が広がりました。
ステルス2HDはやさしさ満載なのに見た目はステルスのかっこよさがある、魅力的なフェアウェイウッドになっています。
ぜひ一度、試してみてくださいね!