Golf Powers 試打レビュー☆

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PINGブループリントアイアン番手別試打評価

 

 

PINGクラブレンタルで、ブループリントアイアンのフルセットをレンタルしました。

ブループリントアイアンは契約プロのウーストハイゼン選手や、アマチュアとして史上初のツアー2勝を挙げた蝉川選手が使用しているマッスルバックアイアンです。

アマチュアにも使いやすさがあるのか、PW〜5番アイアンを練習場で試打計測した、データも合わせてレビューしたいと思います。

PINGらしく曲がりに強い

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シャフト

NSPRO MODUS 105 S

マッスルバックというと芯が狭く曲がりやすいイメージがあると思いますが、ブループリントはPINGらしい安定したヘッド挙動があります。

他のメーカーのマッスルバック、例えばミズノプロ221やテーラーメイドのP7MBなども打ってみましたが、ブループリントは1番曲がりにくく安定感があるのを感じました。

ブループリントのヘッド内部にはトウ側にネジ型のウェイトが入っているので、他のマッスルバックよりも慣性モーメントが高くなっているのだと思います。

実際に打ってみてもシャープな動きの中にもオートマチックな挙動があって、とても扱いやすいアイアンでした。

抜けの良さは抜群

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マッスルバックらしくソール幅はとても狭くコンパクトなので、練習場のマットの上でも抜けが良くなっています。

芝の上ならターフをきれいに取れそうなイメージが持てました。

PINGのアイアンの中でも1番コンパクトなアイアンなので、ダウンブローに打つユーザーには打って付けのアイアンです。

僕は入射角が緩やかなタイプですが、特に違和感はなかったのでダウンブローに打たなくても問題なく使えると思います。

デザインと打感

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ブループリントはトウ側が尖った形状で、PINGらしい直線的なデザインになっています。

トップブレードの厚みは少なくオフセットは小さい、いかにもツアーモデルの形状です。

ブレードの長さは短いので操作しやすくなっていますが、その中にもPINGらしい安定感がある所が良いと思いました。

打感は柔らかく弾き感は少なめで、落ち着いた打音なので幅広いユーザーに好まれると思います。

PW試打データ

計測器 ボイスキャディSC300

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9番アイアン試打データ

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8番アイアン試打データ

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ショートアイアンはナイスショットをしても、なかなか良いデータを取れませんでした。

試打をした日は真冬の気温3°だったので、上手く計測できなかったと言い訳しておきます…。

ショートアイアンは捕まりが良くなる傾向にありますが、ブループリントは引っかけにくくストレート弾道が打ちやすいアイアンです。

僕はスピン量が少ないタイプですが、ふわっと浮き上がるスピンの効いた弾道になりました。

ブループリントのコンパクトヘッドは、とても振り切りやすくもたつかない所が良かったです。

7番アイアン試打データ

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6番アイアン試打データ

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5番アイアン試打データ

表記はi230ですが実際にはブループリント5番です。

ミドル、ロングアイアンは約10yardピッチとなり、番手ごとの距離がバランス良くなりました。

原因はわかりませんがショートアイアンとは違い、番手なりの距離が計測しやすかったです。

マッスルバックのロングアイアンでもやさしく打てるのは、PINGの安定したヘッド構造ならではだと思いました。

ブループリントはどの番手でもキャビティバックのように打ちやすく、シャープに振り切れるバランスの取れたアイアンです。

マッスルバックの中ではやさしいタイプなので、エントリーモデルとしておすすめのアイアンです。

ぜひ一度、試してみてくださいね!