スリクソンZX5MkⅡアイアンの4番アイアンを、プロジェクトX6.0にカスタムオーダーして購入しました。
スリクソンはカスタムシャフトの価格が良心的で、高価なプロジェクトXを安く購入できるメリットがあります。
今回は練習場で試打計測した、データと合わせてレビューしたいと思います。
やさしいロングアイアン
4番アイアン ロフト22°
シャフト
プロジェクトX 6.0
一般的に4番アイアンは難易度が高く、よほどのアイアン好きなゴルファーか上級者しか使わない番手だと思います。
最近では5番アイアンを抜いて、代わりにユーティリティを入れるセッティングを進める風潮になっているようです。
そんな中、スリクソンZX5MkⅡアイアンが発売されたので、チャレンジ精神と共に購入してみました。
練習場で打ってみると、4番アイアンでもボールが上がりやすく楽に飛ばせることができました。
ボールをインパクトするとフェース全面でボールを捕えるフィーリングが伝わってきて、多少のミスにも強くボールが飛んで行ってくれる感覚です。
フェースの高初速エリアが広く、打点が変わっても強い球が打てるZX5MkⅡアイアンの良さを感じました。
4番アイアンの長さは38.5インチなので、ヘッドはやさしくても長さがある難しさは否めないので練習に励みたいと思います。
デザインと打感
ZX5MkⅡアイアンは、3モデルある内の中間的な性能のモデル。
ソール幅は広めですがヘッド長は短めでコンパクトなので、操作性がありつつやさしい性能も併せ持っています。
ソール形状には厚みがあって低重心化されているので、ロフト22°でもボールの高さは出しやすく感じました。
打感は弾き感がありますが、その中にも柔らかいフィーリングを感じます。
フェースの強い弾き感がありますが、打音は控えめで強い弾道が打ちやすいモデルになっています。
中弾道低スピン
ZX5MkⅡアイアンは、低スピンで飛距離性能が高い特徴があります。
直進性が高いので、球の高さは平均的なアイアンよりは低くなりランが出やすくなります。
落下角度が浅く球の勢いが強いので、ミドル、ロングアイアンはグリーン上に止まりにくくなりそうです。
アイアンに曲がりにくさと飛距離性能を求めるならとても良いアイアンになると思いますが、操作性と狙い所にボールを止めたいユーザーには扱いにくさがあるかもしれません。
4番アイアン試打データ
計測器 ボイスキャディSC300
数球打った中の、平均的なデータになります。
スピン量は少なめですが、練習場で打った弾道は中弾道でそれほど低い弾道ではありませんでした。
弾道の曲がり幅は少なく、ドローやフェードしてもその程度は小さく曲がりに強い印象です。
飛距離はレンジボールで176yardだったので、コースボールなら180yardは飛ばせる性能があると思います。
プロジェクトX6.0
シャフトスペック
6.0(SX)116g 元調子
前作ZX5アイアンにプロジェクトX5.5をカスタムオーダーして使っていましたが、5.5はしなり量が多くタイミングが取りにくく手放すことになりました。
プロジェクトX6.0はミズノプロ223、225アイアンに組んで良かったので、ZX5MkⅡにも6.0を組むことにしました。
同じシャフトでもメーカーやヘッドによって使い勝手が変わるものですが、ZX5MkⅡの4番アイアンに組んだプロジェクトXはほとんどしなりを感じなくなり、張り感を強く感じるクラブになりました。
カタログ上はバランスがD4程度になり重く感じるはずですが、実際には軽く感じました。
個人的にはヘッドが軽く感じてシャフトのしなりが少ないので、タイミングが取りにくく打ちにくさを感じることがありました。
ヘッドの効き具合やシャフトのしなり感の合う合わないは使い手によって変わりますが、しっくりくるカスタムクラブを作るのは難しいものですね。
これからもいろんなカスタムクラブを試してみたいと思います!