2023年1月、飛距離性能の高さと寛容性、操作性のバランスが取れたNEW P770アイアンが発売されます。
中空構造のボールの上がりやすさと、見た目にもかっこいいコンパクトヘッドは人気の高いモデルです。
今回は同時発売されるP7MC、P7MBと打ち比べた違いも含めてレビューしたいと思います。
コンパクトな中空アイアン
クラブスペック
P770アイアン（ 7番）
シャフト
ディアマナ サンプｉ95S
P770アイアンの見た目はコンパクトですが、ヘッドは中空構造になっていて操作性と寛容性のバランスが良いモデルです。
中空アイアンはいくつもありますが、P770アイアンほどコンパクトサイズの中空モデルは、市場にほとんどない貴重な存在だと思います。
一般的に中空アイアンは寛容性が優先されがちなので、どうしてもヘッドサイズが大きくなります。
ミズノプロ225アイアンは中空モデルの中ではコンパクトな分類になりますが、P770アイアンはさらにコンパクトで操作性が高いモデルです。
機敏に動くヘッドはシャープに振り切れて、なおかつ楽に飛ばせるバランスの取れたアイアンです。
柔らかく弾くフェース
P770アイアンを打ってみると高初速エリアが広く、オートマチックにボールが上がってくれます。
ヘッドに使われているクロモリ鋼はボールスピードが上がる弾き感の強い素材で、ロフト33°にしては飛距離の出やすいモデルになっています。
ボールをインパクトした時のフェース全面の弾き感は、打点ブレに関係なくまっすぐ飛ばせるフィーリングを感じます。
スピン量は少なめですが、ロフト33°なりの高さで打てれば普通のグリーンなら問題無く止まる弾道になると思います。
P770アイアンを打った時の柔らかく弾くフィーリングが心地良く、球離れのスピードが速く打っていて楽しくなるアイアンです。
デザインと打感
P770アイアンのソール幅は1番やさしいモデルにしてはかなり狭く、それが抜けの良さにつながっています。
フェース全面がさらに薄くなり、ヘッド内部の充填剤が軽量化されてミスヒットに強くなったとメーカーは言っていますが、確かに中心の広いエリアならどこに当たっても弾道は変わらないように感じました。
インパクトするとフェースがボールを受け止めてから弾くフィーリングですが、充填剤のおかげかソフトな打感を感じました。
打音は控えめで、ソフトな打感通りの締まった音になっています。
P7シリーズ比較（23年モデル）
P770 7番（33°）
P7MC 7番（34°）
P7MB 7番（34°）
3モデルの中でP770アイアンは、複合素材で作られている中空構造で飛距離と寛容性に特化したモデルです。
やや低スピンで直進性が高くストレート弾道が打ちやすいので、打ち込まなくても飛ばせるアイアンです。
P7MCとP7MBは2000tプレス機で5回の鍛造を繰り返して作られた、打感とフィーリングにこだわったモデル。
P7MCはキャビティバック構造で寛容性を高めたモデルですが、かなりコンパクトなヘッドです。
実際に打ってみると見た目ほど難しくなく、オーソドックスなアイアンになっています。
P7MBはマッスルバックですが、重みのあるズッシリとした打感が最高でした。
1番コンパクトなヘッドサイズで、フラットなライ角はまるでミズノのアイアンを構えているようです。
操作性と抜けの良さは抜群なので、マッスルバックが好きなユーザーにおすすめです。
この中でP770アイアンのみ通常販売で、P7MC P7MBはセレクトストア限定になっています。
P770アイアンはデザインのかっこよさと飛距離性能、寛容性と操作性のバランスが良いモデルなので幅広いユーザーに使いやすいアイアンだと思います。
ぜひ一度、試してみてくださいね！
