ピンクラブレンタルで、i230アイアンのフルセットをレンタルしました。
番手はUW(50°)〜 3番アイアン(19°)、シャフトはNSPRO950GHNEOです。
番手ごとに計測したデータと合わせてレビューしたいと思います。
i230アイアンロフト設定
3番 / 19° 4番 / 22.5 5番 / 26° 6番 / 29.5°
7番 / 33° 8番 / 37° 9番 / 41° PW / 45° UW / 50°
i230アイアンは、3番アイアンからUWアイアンまでラインナップされています。
元々ロフトが寝ているとは言え、3番アイアンなどのロングアイアンは難しいと思いますが、PWの下にもUWがあるのでセッティングの流れが良くなります。
単品ウェッジに比べてアイアンセットのウェッジの方がミスに強い傾向があるので、100yard程度の距離をやさしく打てるメリットがあります。
単品ウェッジをアイアンの振り感に揃えるのは難しいので、どの番手でも違和感なく振りたいユーザーにはおすすめです。
i230アイアンの改良点
i230アイアンは番手ごとに設計を変えていて、ロングアイアンのみコンパクトに、ミドル〜ショートアイアンはi210とほぼ同じ形状になっています。
i210と比べてヘッドの形状は丸みが少なくなり、
直線的なすっきりしたデザインになりました。
ヘッドのトウ側にはネジ型のウエイトが入っていて、より安定した動きで打点がばらついても曲がりにくく、同じ距離を打てるようになっています。
実際に打ってみてもヘッド軌道の安定感は抜群に良く、落ち着いた素直な挙動が特徴のアイアンです。
i230アイアンはヘッド内部のインサート(衝撃吸収剤)を軽量化することで、余剰重量をヘッドの低重心化に繋げてi210アイアンよりも、約3yardの飛距離アップをしているとのことです。
PING契約の渋野選手はi230に変えてから少し飛ぶようになり、縦の距離感が変わったと言っていたようです。
ショートアイアン試打データ
計測器(ボイスキャディSC300)
UW(50°)
PW(45°)
9番アイアン(41°)
ショートアイアンを打ってみると、アップライトなライ角の割には引っかかりにくく、直進性の高さとスピン量の安定感を感じました。
(計測器の不具合でスピン量が測定不能でした。)
特にUWアイアンは簡単に100yardが打てて、バランスが重くなりがちな単品ウェッジよりも楽に振れる印象です。
ミドルアイアン試打データ
8番アイアン(37°)
7番アイアン(33°)
6番アイアン(29.5°)
ミドルアイアンを打ってみると、スピンの効いたアイアンらしい弾道になりました。
ふわっとボールが浮き上がるので、落下するボールがゆっくり見えます。
ボールがゆっくり飛ぶので、弾道をコントロールしやすい印象です。
飛距離性能は普通ですが、グリーンに止めやすいボールが打てるアイアンです。
ロングアイアン試打データ
5番アイアン(26°)
i230の5番アイアンは、他のモデルと比べてもバランス良く打てるアイアンです。
他のモデルと比較すると、i59の5番アイアンはコンパクトヘッドで操作性のある難易度が高いモデル、G430の5番アイアンは寛容性は高いですが大型ヘッドなので扱いにくさもあります。
i230アイアンは扱いやすさと寛容性のバランスがちょうど良く、幅広いユーザーに合うモデルだと思います。
リアルな弾道が良い!
UWから5番アイアンまで打ちましたが、番手ごとに飛距離の階段ができていないのは僕の腕の問題かと思います…。
飛距離的にあまり良いデータになりませんでしたが、以前レンタルしたi230アイアンとモーダス105の方が飛んでいたように思います。
この日は気温が6°と低く、NSPRO950GHNEOでは上手く飛距離を出せなかったと言い訳しておきます。
ちなみに4番アイアンでも比較的打ちやすく感じましたが、良いデータが取れなかったのであきらめることになりました。
練習場で全番手を試打しましたが、どの番手も伸び上がる落ち着いた弾道が打ちやすく感じました。
試打室よりも練習場の方がリアルな弾道が見れるので、i230アイアンの良さをより感じることができました。
ぜひ一度、試してみてくださいね!