2022年モデルのZX7MkⅡは、セレクトストア限定販売になりました。
最近流行りの販売方法ですが、割引率が低くなるので消費者にとっては困った話しですよね。
しかし、今作のZX7MkⅡは、前作より扱いやすくなり捕まりも良くなっています。
今回は、ZX7MkⅡのレビューをしたいと思います。
イメージ通りの弾道
ZX7 MkⅡ 9.5°
DIAMANA ZXⅡ 60(S)
重さ 55g トルク 4.2 中調子
試打した時はZX5MkⅡノーマル、ZX5MkⅡ・LS、ZX7MkⅡを打ち比べました。
その中でもZX7MkⅡは、自分のイメージ通りにヘッドがターンしてコントロールしやすいモデルでした。
ZX5MkⅡ・LSも操作性の高いモデルですが、浅重心でヘッド後方が軽いので機敏に動いてくれますが、ややピーキーな挙動があります。
自分のイメージより早く動き過ぎて、ヘッドコントロールがシビアな印象。
ZX7MkⅡも操作性は高いですが、ヘッド後方にウエイトが2つ配置されている影響か安定感もあります。
フェースの開閉がゆっくり動く中でコントロールできるので、自分の感覚に合うようなイメージです。
飛距離性能
ZX7MkⅡは低スピン中弾道の、飛距離性能が高いドライバーです。
他メーカーで言うとタイトリストTSR3や、テーラーメイドステルス+と同じタイプのドライバーになると思います。
今作はフルチタンヘッドになったことで反発力が上がり、ボール初速が出やすくなっているので前作よりも飛ばせるドライバーになっています。
試打室でもボール初速が常に高く出るので、一発の飛距離が期待できます。
柔らかい打感
3モデルを打ち比べた時、ZX7MkⅡの打感は弾き感が控えめで1番柔らかく感じました。
前作のZXシリーズもZX5はより弾き感が強く、ZX7は柔らかい打感でモデルごとに違いがありました。
ZXMkⅡシリーズも、同じような打感の違いを感じました。
打音もZX7MkⅡは金属音が控えめで、1番落ち着いた音になっています。
デザイン
3モデルの中では、1番コンパクトなヘッドになっています。
操作性が高く低スピン系のドライバーはコンパクトヘッド形状が多いですが、ZX7MkⅡも操作性ヘッドの典型モデルになっています。
ネック側がスリムになっていて、シャープな顔がとても構えやすく感じました。
テンセイプロホワイト1K 60
シャフトスペック
(S)重さ 61.5g トルク 3.8 元調子
テンセイプロホワイト1Kを組んで打ってみました。
60Sにしては軽めで、スピーディに振りやすいシャフトです。
手元の1Kクロスがしなやかな挙動を生み出し、シャープな振り心地があります。
シャフト先端はかなり硬いですが操作性の高いZX7MkⅡと組むと、よりコントロールしやすくジャストインパクトしやすかったです。
テンセイプロホワイト1Kはハードなシャフトですが、使いこなせればより低スピン弾道になりZX7MkⅡの飛距離性能を活かせると思いました。
DIAMANA ZX Ⅱ 50
シャフトスペック(一部抜粋)
(S) 重さ 49g トルク 5.8 中調子
スリクソン純正のシャフト、ディアマナZXⅡ50です。
表記は中調子ですが、実際には先中調子の動きをします。
手元はやや硬めですが、先端が走ってくるというかゆるいようなシャフトです。
先がゆるい分タイミングが取りにくく、暴れる印象です。
ちなみに試打一球目は、想像したよりも思い切り捕まってしまいました。
捕まりが良いシャフトなので、自然に捕まるシャフトが好みのユーザーにはおすすめです。
DIAMANA ZX Ⅱ 60
シャフトスペック(一部抜粋)
(S) 重さ 55g トルク 4.2 中調子
DIAMANA ZXⅡ60はZX7・MkⅡドライバーに、標準シャフトとして採用されています。
このシャフトも手元が硬く、先が走るシャフトです。
50よりはやや重くなりますが、挙動は同じで捕まりやすいシャフトです。
個人的には重めでトルクが少ない60の方が、振りやすく感じました。
ZX7MkⅡドライバーはセレクトストア専用モデルですが、限定モデルの価値があるドライバーだと思いました。
さらにレアモデルとしてZX7MkⅡ440ドライバーがありますが、試打する機会があればレビューしたいと思います。
ぜひ一度、試してみてくださいね!