PINGチッパーをコースで初使用!
今回はグリーン周りのラフやフェアウェイなど、様々なコンディションで使用した感想をレビューしたいと思います。
チッパーはラフに強い
試打スペック
長さ 34インチ ロフト 38.5°
ライ角 70° バウンス角 8°
8月のラウンドで、芝が1番伸びる時期に使用しました。状況としては4cmくらいのラフから、ピンまで15yardのアプローチでした。
チッパーは長いラフからでも抜けが良く、小さい振り幅でもラフに負けることなくアプローチすることができました。
夏の強い芝でもヘッドが上手く滑ってくれるので、ストロークの邪魔にならない印象。ヘッド重量が重く、ロフトが立っているのが影響しているのかもしれません。
アプローチしたのは順目でしたが、芝目が逆目だったとしても引っかかることなくストロークできそうです。
ウェッジはラフに絡みついたりして、長い芝に引っかかることがありますが、チッパーにはそれがありません。
チッパーの方がヘッドサイズが大きく、フェース面積が広いことが作用してアプローチを楽にしてくれます。
フェアウェイからのアプローチ
ラウンドした日の前日はかなり雨が降ったので、この日のフェアウェイは柔らかく水分が多い状態でした。
フェアウェイからの花道で、ピンまで20yardのアプローチをしました。
短いアプローチですが広いバウンスが芝の上を滑ってくれて、楽に打てました。バランス角が適度にあって、ボールにコンタクトしやすく感じました。
フェアウェイが濡れていても、フェースが水分を弾く仕上げになっているので、適正なスピン量になりイメージ通りの転がりをしてくれます。
問題はその日のグリーンコンディションに合わせて、転がりを計算してアプローチする必要があることです。
これがなかなか難しいので、ラウンドしている内につかむしかなさそうです。
ランニングウェッジ
チッパーは、ランニングアプローチ専用のクラブです。
チッパーが1番活躍しそうな状況は、ターゲット方向に障害物がなくボールを転がせる場面だと思います。
距離でいうと50yardくらいまでの範囲が、チッパーの守備範囲になりそうです。
バンカー越えなどのボールを浮かせる状況や、ピンに近過ぎても使いにくいかもしれません。
それ以外のアプローチはチッパー1本でまかなえてしまうので、現場で役立つクラブになりそうです。
アップライトな捕まり
構えてみるとややアップライトで、捕まりが良く見えます。
実際に打ってみると、力が入った時に捕まってしまい少し引っかかることがありました。
リラックスしてストロークできている時は問題ありませんが、緊張する場面では引っかけのミスが出そうな気がしました。
ヘッド形状は独特なので、慣れが必要かもしれません。
Z-Z115シャフト
スペック
重さ 111g トルク1.2 中元調子
PINGのカスタムオーダーでは、このシャフトしか装着できないようです。
シャフト重量は重過ぎず軽過ぎないので、ちょうど良い重さに感じました。クラブ自体短いのでしなりはほとんど感じず、違和感なく振ることができました。
トルクは少ないですが、特に硬さは感じません。一般的なパター用のスチールシャフトのようなイメージで、安定感のあるシャフトです。
チッパーを活かすためには自分の振り幅と力感を、その日のグリーンの転がりに合わせることが良いアプローチにつながると思います。
アプローチでピンに寄せられれば、ゴルフが楽になりますよね。
ぜひ一度試してみてくださいね!