アプローチをやさしく楽にしてくれるチッパーが、2022年7月ピンから発売されました!
今までにも色々なメーカーからチッパーは発売されていましたが、やさしいクラブ作りで定評のあるピンから発売されると、すぐに品切れになるほどの人気になっています。
今回はピンチッパーを、実際に使用したレビューをしたいと思います!
方向性抜群!
試打スペック
長さ 34インチ ロフト 38.5°
ライ角 70° バウンス角 8°
練習場で10yard〜50yardの距離を打ち分けて試打してみました。
初めてチッパーを打ちましたが、とにかくまっすぐに打ちやすい。同じ振り幅と力感で打った時に、ボールが同じエリアに集まっていて、再現性の高さを感じました。
ミスヒットにも強く、ヒール側でヒットした時や手前にダフった時でも、ほぼまっすぐ飛んでくれました。方向性が抜群に良いんです!
これだけ楽にまっすぐアプローチできれば、コースでもスコアメイクにつながりそうです。
問題は馴染みの無いチッパーを使い慣れることと、距離感をつかむことが必要だと思いました。
ウェッジよりやさしい
チッパーはロフト角38.5°と8番〜9番アイアン並みなので、50°台のウェッジに比べてボールにコンタクトしやすく当てやすいやさしさがあります。
ウェッジはバウンスはあるものの、寝ているフェースに正確にボールを当てるのはなかなか難しいものです。
僕自身もそうですが、チッパーを使い慣れていないユーザーには慣れが必要かもしれませんが、パターと同じ長さでボールを捉えやすいメリットを感じました。
チッパーはウェッジにありがちなトップ、ダフリのミスの確率が減りそうだと思いました。
重いヘッドが安定する
初めてチッパーを打った時、想像以上のヘッド重量に驚きました。アプローチの小さい振り幅でもヘッドがしっかり効いていて、ストロークが安定するのを感じました。
ヘッドサイズは大きめ、ソール幅も広くダフっても芝の上を滑り大きなミスを防いでくれます。
バウンス角は8°なので、芝が薄いライの悪いアプローチの場面でもバウンスが邪魔することなく、ちょうどいい働きをしてくれそうです。
ある程度安定したストロークができれば、大きなミスを防いでコースでも良いアプローチが打てそうです!
用途はランニングアプローチ
チッパーは低い球を打つ専用のクラブです。
実際に打っても、低い球を安定して打つことができます。
なのでコースでは障害物のない状況なら良いのですが、バンカーなどのハザードを越えるアプローチなどでは使いにくいと思います。
様々なライのあるコースでは、ウェッジを併用する必要がありそうです。
PING Z Z115
スペック
重さ 111g トルク1.2 中元調子
PINGのカスタムオーダーでは、このシャフトしか装着できないようです。
Z115は手元が粘る挙動で、タメを作りやすいシャフト。重過ぎず軽過ぎず、ちょうど良い重さです。
癖のないシャフトなので、使い勝手は良さそうです。
フルショットの結果
チッパーはアプローチ専用のクラブなので、フルショットするものではありません。
物は試しにフルショットしてみると、ロフトなりに120yardくらいはまっすぐ飛びました。
チッパーはパター並みに重いので、目一杯振っても球の高さは出ませんでしたが…。
フルショットをしてもまっすぐ打ちやすく、直進安定性の高さを感じました。
ランニングアプローチの距離感
チッパーはランニングアプローチ専用のクラブなので、転がりの距離感をつかむには慣れが必要だと思います。
ウェッジのようにスピンをかけて球の勢いを止められないと思うので、ニアピンするには転がりを計算しなければなりません。
コースで使い慣れて練習をすれば、問題ないと思います!
ウェッジでは狙い所にまっすぐ打つにはある程度技術が必要ですが、チッパーなら簡単にまっすぐ打ててしまいます。
初めてチッパーを打ってみて、パターと同じライ角と長さでアイアンのヘッドに違和感を感じましたが、しばらく打っているとミスヒットしてもまっすぐ飛んでくれるやさしさに驚きました。
やさしさとかっこよさのバランスが良いPINGチッパー。
ぜひ一度試してみてくださいね!