前作のテンセイCKプロオレンジは、合う合わないがはっきり分かれるシャフトだったと思います。
2021年モデルのテンセイプロホワイト1Kは、ハードヒッター向けながらも手元に1Kクロスを巻くことで、しなやかさを加えて使えるユーザーが増えたように思います。
2022年モデルのテンセイプロオレンジ1Kは、どのようにリニューアルされたのかレビューしたいと思います!
しなやかでよりシャープになった
テンセイオレンジも手元の1Kクロスがしなやかなフィーリングを出していて、マイルドな挙動になっています。先端にかけて剛性感は高いですが、パリッとしていてスピーディに振り抜けます。1Kシリーズはもたつきがなく、シャープに振れるのが良い所。大型で重いヘッドでも、振りやすく感じます。
前作のテンセイオレンジは粘り感が強く、カウンターバランスと言えどシャフトの重みを感じやすかったように思います。シャフトの素材が変わり、先端がより硬くなりトウダウンなどのブレを極力抑えてくれます。
テンセイプロオレンジ1Kに合うヘッド
個人的な意見ですが、2022年モデルのドライバーの中では、コブラLTDX、ステルス(ノーマル)、ローグSTMAXに合うのではないかと思います。
最近流行っているMAXと名のつくタイプのヘッドは、安定感の高さと捕まりの良さが特徴です。
そのようなヘッドを、テンセイプロオレンジ1Kは活かしてくれると思います。
逆に合わないヘッドは、ステルスHD、エピックスピードなどの組み合わせはピーキーさが出て、難しいイメージです。
ステルスHDは、軽めのヘッド重量とヘッドが楽に動いてくれる特徴があります。
エピックスピードも近いイメージで、浅重心でヘッドが機敏に動くモデル。このようなタイプにテンセイプロオレンジ1Kを組むと、スイングのミスがダイレクトに出てしまう印象です。
ご紹介したドライバーは、全て使ってみての予測をしていますので参考までに。
ヤマハVDドライバー✖️テンセイプロオレンジ1K 60S
試打クラブはヤマハVDドライバーですが、マニュアル感が強くなるのでやや難しい組み合わせに感じました。ドライバーを操作して打ちたいタイプには、向いていると思います。
操作性の高いヘッドは、テンセイプロオレンジ1Kがダイレクトにスイングを伝えるイメージなので、ミスの許容範囲が狭い印象。
個人的には、粘り系のまったりしたシャフトの方が上手く振れそうです。
試打データ(ボイスキャディSC300で計測)
この組み合わせは、他のクラブよりもヘッドスピードが1m程度上がりました。カウンターバランスと、操作性の高いヘッドだからかもしれません。
スピン量の平均は2500回転で、ちょうど良い所。
飛距離は240〜250yardで、僕にとっては良い数値でした。
今後も、色々なヘッドで試してみたいと思います!