ツアーAD Fはフェアウェイウッド専用シャフトなので、ドライバー用シャフトに比べてあまり知られていないシャフトです。
試打クラブはほぼないので、打つ機会が少なくカスタムしようにも勇気がいります。
以前、ツアーAD Fについてレビューしましたが、今回はよりマニアックなレビューができればと思います!
ツアーAD F スペック
- F-55 R2/59g R1/59g S/60g トルク 5.0
- F-65 SR/68g S/68g X/70g トルク 3.3
- F-75 S/77g X/79g トルク 3.2
- F-85 S/89g X/91g トルク 2.9 ・全て中調子
叩ける安定系シャフト!
ツアーAD Fはフェアウェイウッド専用設計がされているので、フェアウェイからボールを上げやすいように作られています。
そのためボールを正確にインパクトできるように、シャフト先端はゆっくりと動き安定した挙動です。
表記は中調子ですが、手元側にしなりを感じます。
思い切り振っても暴れないので、コントロールしやすいシャフトです。
シャフト先端が捕まえてくれるような走り系ではなく、中手元あたりに粘り感を感じる安定系のシャフトです。
ツアーAD F55
F55は約60gのやや重めのスペックで、トルク5.0としなり量も大きくなっています。
中手元が大きくしなり先端は硬いので、タイミングが合うとスピン量多めの高弾道になります。
推奨スペックは、ドライバーで50R〜Sくらいのユーザーでしょうか。
ツアーAD F65
以前、TSI2の4番ウッドでF65のフレックスXを使っていました。
Xでもガチガチではなく、中手元にほど良いしなり感があります。先端はより硬くなるので、安定感が増す印象です。
それほどハードなシャフトではなく、幅広いユーザーに合うスペックだと思います。
ツアーAD FのSフレックスは比較的シャフトが大きくしなるので、普段のスペックよりワンフレックス硬くしても良いかもしれません。
ツアーAD F75
TSI3の5番ウッドで試打しました。
F75はカーボンの量が増えるせいか、質量が増えたような骨太なシャフトになります。
フィーリングはF65より振り応えがあって、ある程度パワーが必要かと思います。
重量は80g近いのでスピードは出ませんが、重みを利用できればしっかり飛ぶし、安定するのでおすすめです。
F75はツアーAD・HY85のフィーリングに近いと思うので、参考までに。
F85は試打していないので、機会があればレビューしたいと思います。
ツアーAD Fに合うヘッド
TSI2 ✖️ F65X
TSI2は捕まりが良く、オートマチックにストレート弾道が打てるヘッドです。
やや軽めのヘッドなので、楽にボールを上げられました。F65と組むと、フェアウェイから楽にボールを上げられるやさしいフェアウェイウッドになりました。
TSI3✖️F75X
TSI3は操作性が高く、低スピン中弾道になるヘッドです。TSI2よりは振り応えがあって、叩きたくなるヘッドです。
F75と組むとヘッドの操作性を活かしたまま、シャフトの重みで安定感が高くなりました。
ハードな組み合わせに思えますが、難しさは感じませんでした。
F75はフェアウェイウッドの、ティショット用にもおすすめです。
結局、ツアーAD Fはどんなヘッドにも合う、バランスの良いシャフトなんです!
ツアーAD FはツアーADらしさがありながらも、他のカスタムシャフトよりも約一万円安いのも魅力の一つです。
ぜひ一度、試してみてくださいね。