タイトリストボーケイSM9を、発売と同時にカスタムオーダーしました。
現在(2022年4月)タイトリストのカスタムオーダーの納期は2,3ヶ月待ちになっていますが、幸運にも1ヶ月で届いたので早速レビューしたいと思います。
SM 9 46°-10° Fグラインド
46°のウェッジを、セットアイアンのピッチングウェッジの代わりに購入しました。コースで100ヤード程度の、フルショットを打つ為です。
ピッチングを抜いて単品ウェッジを入れるのは、ツアーで流行っているようですが、僕は単純にいろんなクラブを使いたいだけの理由なんです。
実際に打ってみると、フワッと浮き上がるようなスピンの入り方をしてきれいな弾道になりました。
グリーン上でも、落下地点付近にしっかり止まってくれそうな弾道です。
ボーケイウェッジはツアーモデルなので、難しいイメージがあるかもしれませんが、特に難しいとは思いませんでした。
打感は前作SM8と同じような、硬めのしっかりした感触です。
SM9の新テクノロジー
SM9はフェース面に精密加工された細かい溝によって、スピン性能を高めています。
ウェッジのフェースに熱処理を施すことで、溝の耐久性を高めて長期間スピン性能を維持できます。これによって、溝が摩耗しやすいウェッジの寿命を伸ばすことができます。
生産工場でウェッジ1本1本を全て検査することで、品質管理を徹底しているようです。
SM9 ✖ プロジェクトX 6.0
プロジェクトXは振動数が高く硬い割には、しなりを感じるシャフトです。標準的なシャフトより太く、振り心地は独特なフィーリングがあります。
手元と先端は硬くブレないので再現性は高いですが、使いこなすには慣れが必要な印象です。
個人的はSM9のような、コンパクトヘッドにマッチすると思います。操作性のあるヘッドなので、骨太なプロジェクトXと組むと方向性を出しやすい印象です。
プロジェクトXはスピードを出して打つというより、ゆっくりと振る重みでインパクトすると飛距離が出るシャフトです。
タイミングよくインパクトすると、分厚い当たりでボールを飛ばせるのがプロジェクトXの良さだと思います。
単品ウェッジのメリット・デメリット
ウェッジのメリットはスピン性能が高く、よりグリーンに止めやすいことでしょう。
スピンをかけやすく作られていて、高弾道を打ちやすくピンを狙い打つ性能が備わっています。
デメリットはセットアイアン(キャビティバック並)のピッチングに比べて、少し難しくなる所でしょうか。
正確にインパクトできないと、単品ウェッジの方が飛距離の差が大きくなるイメージがあります。
結局、難易度の差はさほどではないので、グリーン上にピタッと止まるボールを打てる、単品ウェッジの方が魅力的に感じてしまいます。
デザインは相変わらずかっこいいSM9。ぜひ試してみてくださいね。