キャロウェイのロースピンモデルである、ローグST MAX LSを試打しました。
LSシリーズはハードヒッター向けのイメージがありますが、意外にも安定感があって扱いやすいモデルでした。今回はローグST MAXLSを詳しくレビューしたいと思います。
操作性と安定性のバランスが良いヘッド!
ローグSTMAXLSはボールを捕まえようと思えば捕まえられる、コントロールしやすいヘッドです。インパクト付近ではゆっくりヘッドが動いてくれるので、安定感を感じながら振れるのでとても扱いやすく感じました。
ローグSTMAXやMAXDはヘッドが軽く、オートマチックに捕まりやすいモデルですが、STMAXLSは適度な重量があって振っている時にヘッドを感じやすいのも良い所です。
スライサーには難しいかもしれませんが、スライスしてもスピンが少なくなるので飛距離は稼ぎやすいと思います。
ドローヒッターにはドローを打っても、ドローし過ぎないので安心して振っていけます。試打した時はしっかり捕まえた感触でも、ストレートかわずかなドロー弾道になっていました。引っかけになりにくいので、コースでも安心感があります。
デザイン
構えた感じは、すっきりとしたコンパクトなヘッド形状です。ヘッドが大きすぎないので、操作しやすいイメージが湧きます。
引き締まった控えめな打感!
打感はやや硬めの、しっかりしたフィーリングです。打音は引き締まった低めの音で、落ち着いた音です。ツアーモデルらしく、玄人好みの打感だと思いました。
安心した低スピン弾道!
5球平均の試打データでは、ミート率1.45、バックスピン量が2000回転程度でした。弾道は低めになりますが、飛距離性能は高いです。スピン量が少なすぎると弾道が暴れそうな気がしますが、ストレート、ややドロー弾道で安定していました。ロースピンモデルのドライバーは捕まらなかったり、難しいヘッドが多いですが、ローグST MAX LSはやさしい方だと思います。
スピーダーNX 70 S
スピーダーNX70Sの組み合わせが、飛距離と方向性、安定性が1番良かったです。
NXはヘッドをアッパーブローにしてくれるので、ボールを捕まえて打ち出し角を上げてくれます。個人的には70Sの重さとトルク感がちょうど良く、再現性が高かったので安定した弾道になりました。NX70は重くてもしなり戻りがあるので、ボールを飛ばすことには苦労しませんでした。
今時、70gのドライバーシャフトは時代と逆行しているかもしれませんが、安定感と再現性を求めるならありだと思いました。
ローグSTMAXLSは高性能ドライバーなのにセレクトストア限定品なので、10%割引にしかならないお高いモデルなのが残念です。現在使っているローグSTMAXが合わなければ、LSに乗り換えようかと思っています。
興味のある方は、ぜひ試してみてくださいね。