NSPROモーダスシリーズに新しく加わった115は、105と120のちょうど真ん中を埋めるスペック。
近年スチールシャフトも重量帯の細分化が進み、それだけのニーズがあって登場したシャフトだと思います。
今回はPING、ⅰ59アイアンやグライド4.0ウェッジで試打をしたレビューをしたいと思います。
モーダス115スペック
- R /117.5g トルク1.7
- S /118.5g トルク1.6
- X /119.5g トルク1.5
- (元調子)
モーダス115はモーダス120より重くハードなシャフト!
この2種類のSフレックスを比べると、115の方が4gも重くなります。120の方が重いと勘違いしやすいですが、実は115の方が重いんです!
フレックスがXになると、120の方が1g重くなります。この2種類のシャフトには、名前の表記とは違う重さがあるのでご注意くださいね。
115の重さと硬さを考えると、120と125の間に位置付けられても良いような気がします。
その間の数字は中途半端なので、115になったのかどうかはわかりません…。
モーダス115のターゲット層は!?
115は105、120に比べて中手元あたりが硬く、しっかりしています。シャフト先端のシャープなしなり戻りはありますが、スピード感とキレの良さを1番感じます。シャフト全体がパリッとしているので、硬めのフィーリングを好むゴルファー向けだと思います。
個人的にはモーダス105や120はしなり量が大きいので、タイミングが取りにくく感じます。115はブレないシャフトなので、タイミングが取りやすい!
普段柔らかめのシャフトを使っているゴルファーでも、手元が硬くても先端の走り感(運動量)はあるので、インパクトしやすくなるのではないかと思います。
モーダス115はハードフレックスユーザーと、ソフトフレックスユーザーどちらのタイプでも使えるシャフトなのではないかと思います!
モーダス125をやさしくしたシャフト!
「モーダス125(S)スペック 重量 128.5 トルク 1.5 元調子」
モーダス115(S)は125(S)より10g軽くなりますが、しなり感は似ています。
125の方がよりしっかり感は増しますが、125を少し軽くしてしなり量を増やすとちょうど115になるイメージです。
PINGグライド4.0(46°) ✖️ モーダス115
グライド4.0は安定感のあるヘッドなので、115との組み合わせはヘッドを感じやすく振りやすかったです。ウェッジの長さ(35.5インチ)でも115の良さは損なわれることなく、しなりを感じながら振ることができます。
モーダス115は操作性のあるコンパクトヘッドよりも、慣性モーメントの高い大きめヘッドの方が相性が良いと思いました。
PING i59アイアン(5番)✖️モーダス115
i59アイアンの5番をレンタルしてみました。
ロングアイアンなので、軽めのシャフトが良いと思い115を選びました。
結果的にi59は操作性が高い軽めのヘッドなので、安定しませんでした。ツアーモデルのコンパクトヘッドに組むと、シャフトの挙動が振りにくく暴れる印象でした。僕程度の腕では、使いこなすのは難しいです!個人的にはi59アイアンには、重めのしっかりしたシャフトが合うと思います!
モーダス115は120と125の隙間を埋めるちょうど良いスペックなので、フィットするユーザーが多いのではないかと思います。
興味のある方は、ぜひ試してみて下さいね!