PINGの2022年モデル、i525アイアンをコースで試打しました。
人気の高かったi500アイアンの後継モデルですが、今作はただ飛ぶだけではなく、操作性とスピン性能が改良されたとのことなので、個人的に楽しみにしていました。ピンクラブレンタルでレンタルして、コースで試打した感想をレビューしたいと思います。
PINGi525 スペック
- ロフト設定
- No.3/17 No.4/19.5、No.5/22.5、No.6/25.5
- No.7/29、No.8/33.5、No.9/38.5、PW/44 UW/49
ⅰ525の打感
前作ⅰ500やⅰ59アイアンと比べると、ⅰ525は落ち着いた打音と打感になりました。
複合素材のヘッドや飛距離性能が高いフェースは、独特な打音になることが多く、打感もあまり良くないことが多いと思います。しかし、ⅰ525はソフトな打感で打音も静かなので、違和感を感じることなく打つことができました。
i500アイアンとの比較
i500は飛びに特化したモデルで、とにかく低スピンになり飛距離の出るアイアンでした。しかし、飛び過ぎてグリーン上で止まりきらないことが多く、飛距離を合わせることが難しいデメリットがありました。
今作のⅰ525は、5番アイアンでもしっかりボールが上がり、適度にスピンが入るのでグリーン上で止めやすくなりました。操作性があるので、弾道を操ることができます。
i59アイアンとの比較
i 59はi525よりも、シャープに振り切れるアイアンです。ツアーモデルだけに芯でしっかり捉えないと、手応えが感じられないヘッドだと思いました。
インパクトすると打感は軽めで、スッと振り抜けるフィーリング。両方とも5番アイアンを打ちましたが、i59の方がかなり難しかったです。i525は大雑把に当てても手応えがあって、飛距離が落ちないので断然楽に感じました。
i525のデザイン
オフセットを番手別に設計して、ロングアイアンはオフセットを増やして楽に捕まるように、ショートアイアンはオフセットを減らしてストレートに狙えるようにしています。
個人的にはグースが大きいアイアンは苦手ですが、ⅰ525は適度なグースなので違和感無く捕まえやすいイメージが持てます。
バックフェースから見るとかなり大きく見えますが、構えると標準的なサイズ感なのもいいですね。
ⅰ525 ✖ DGEX TOURISSUE
DG EXTOUR ISSUEは、本家ダイナミックゴールドの特性を継承していますが、フィーリングはけっこう違います。
本家DGは手元の粘り感が強く、シャフト全体がゆっくりしなります。DGEXTOUR ISSUEは、手元のしなりはわずかしか無くピンピンしているので、相当硬く感じます。ハードなシャフトなので、この組み合わせは難しく感じました。
DGEXTOURISSUEは、シャフト内部に特殊素材を装着する事で製造上の個体差を解消しています。その特殊素材の影響で、シャフトの強い張り感と硬さが出ているような気がします。
とにかく硬いシャフトが好きな方には、合うかもしれませんね。
操作性も兼ね備えた飛び系アイアンのi 525は、実戦でも性能を発揮するクラブだと思いました。
PINGはアイアンでも一本から注文できるので、ロングアイアンに、スチールファイバーを組み合わせて使ってみたいです。
打感が良くなり、飛距離と操作性のバランスも良い i 525アイアン、ぜひ試してみてくださいね。