ステルスレスキューの特徴
- カーボンクラウンによる余剰重量を最適化し寛容性をアップ。
- Vスチールソールによって、ソールの接地面積を減らし抜けの良さを高める。
- 450SS ICTツイストフェースによって直進性を高め球の曲がりを軽減。
- 貫通型スピードポケットによる、ミスヒット時のボール初速維持。(テーラーメイドHPより引用)
SIM2MAXレスキューとの比較
試打スペック ステルスレスキュー22° ✖ KBS MAX MT85
ステルスレスキューは捕まりが良いモデルですが、前作SIM2 MAXと比べると捕まりは控えめに感じました。SIM2MAXは捕まりが良く、ドローボールになりやすかったので引っかけることが多くありました。その点、ステルスレスキューは引っかけにくくなったので、使いやすくなったと思います。
ヘッドサイズは前作と比べてほとんど変わっていませんが、クラウン部分がマットブラックになったことで、個人的にはボールに集中しやすくアドレスしやすくなりました。
フェース素材が前作のマレージング鋼からステンレススチールになったことで、柔らかい打感になりました。マレージング鋼は硬めの打感で高い金属音がしますが、ステンレススチールはおとなしい打音です。
ステルスレスキューは直進性の高いモデルですが、ほど良い操作性もあります。試打をしていてストレート、またはドローボールになりやすかったですが、フェードボールを打ち分けることもできました。
スピンが入りやすく球が上がりやすいので、やさしくキャリーを出したい方におすすめです。
KBS MAX MT85スチールシャフト
- スペック ・先中調子 ・重量109g ・トルク 1.8
ステルスレスキューに、標準採用されているスチールシャフトです。
僕は手元調子のシャフトを好んで使っていますが、KBS MAXスチールシャフトは先中調子でも違和感なく振ることができました。
手元は硬く先中がしなりますが、部分的な動きではなくシャフト全体でボールを押し込める感覚です。クラブを振り切った時にシャフトの走り感はありますが、嫌な動きではなく気持ちよく振り切れます。試打データでは、よく飛んでいました。スチールシャフトで、ここまで飛距離が出てびっくりです。僕にはシャフトの相性が良かったのかもしれませんね。
KBSらしいシャフト挙動で、絶妙なシャフトのねじれ感が僕には打ちやすく感じました。KBSのシャフトには、病みつきになる魅力を感じます。
シャフトのカット前重量は109gと重めですが、クラブ総重量はNSPRO 950NEO装着時と同じになります。厳密なシャフト重量はわかりませんが重さが気になる方は、950NEOを基準に考えると良いかもしれませんね。
TENSEI RED TM 60
- スペック(S)・中調子 ・重量 68g ・トルク 2.9
ステルスレスキューの、標準カーボンシャフトです。
くせのない挙動の、オーソドックスなカーボンシャフトです。軽めの60g台のシャフトなので、楽に飛距離を稼ぎたい方におすすめです。
カスタムシャフト
その他にもレスキュー用の、様々なカスタムシャフトがラインナップされています。
定番のテンセイオレンジハイブリッドやTRハイブリッドなどもありますが、個人的にはフジクラMCIがおすすめです。
MCIはアイアン用シャフトですが、テーラーメイドのレスキューに採用されています。中調子のシャフトで適度なしなり感が振りやすく、万人向けのシャフトだと思います。スペックも豊富で、50g~100gまで幅広くラインナップされています。値段は税抜き38000円で、TENSEI RED TMとほとんど変わらないのでお得感があります。ぜひ試してみてくださいね。