TSI2 UT ✖️ N.S. PRO950GH NEO
TSI 2 UTはロフト18°、21°、24°の3種類がラインナップされています。そのすべての番手を、950NEOで試打しました。
TSI2の21°、24°、は950NEOの振りやすさが活かされていて、好印象でした。しかし、18°になると長くなる分、重さが増すとともにシャフトのトルク(ねじれ)が強く出て、振りづらく感じました。
950NEOは95gの軽量スチールですがシャフトが動き過ぎず、ユーティリティに組み合わせても軽快に触れるので相性が良いと思います。
TSI2の24°にNEOを組んで、しばらく使っていました。とにかく安定感があって、捕まりも良いのでやさしく打てるUTでした。TSI 2のヘッドはスチールシャフトを組んでも、飛距離の出るユーティリティになります。気に入って使っていましたが、NEOのしなり感が物足りなくなって手放すことになりました。
N.S. PRO 950GH NEOの特徴
最初に950NEOを試打した時は、そのシャープなしなりと振り切りの良さに衝撃を受けました。
デザインはモーダスの方が好きですが…。
個人的にはアイアンにNEOを組むと軽く感じるので、UTや大型ヘッドのアイアンに組むと良い気がします。
NEOはシャフトがしなり戻る時に、先端が走るのでボールの打ち出しを高くしてスピンを増やしてくれます。そのしなり戻りがタイミング良くはまると、気持ち良く振り切れます。
NEOはハードヒッターで有名な女子プロの、比嘉真美子選手が使っています。比嘉選手はPINGのドライバーに、PINGツアー65Sのシャフトを組んでいます。このシャフトは剛性感が高く、トルクは少なめ。ハードヒッターが好みそうなシャフトです。
僕の感覚では、NEOのフィーリングとPINGツアーは似ていると思います。比嘉選手はNEOのフレックスRを使っているようですが、ハードヒッターにも好まれるくらいNEOはしっかりしたシャフトだと思います。
個人的にはNEOに、もう1ランク硬いスペックがあれば良かったと思います。僕はしなりが大きいと、振りづらく感じてしまうからです。モーダス105にはXがありますが、UTに組むと硬さは良くても重過ぎてしまうんですよね。
ダイナミックゴールド95との比較
NEOと同じ重量帯に、ダイナミックゴールド95があります。前作のTS2 UTに組んで使いましたが、重量は同じでもしなり感はけっこう違います。
NEOの方が硬くシャキッとしていて、DGの方が柔らかく粘り感が強いです。DG95をUTに組むと、軽く振れるのは良くても、しなりが大きいので振りづらくなりました。
前作の950GHの方が、DG95に近いフィーリングだと思います。軽量スチールシャフトにしなり感が欲しい方には、950GHやDG95の方が良いかもしれませんね。
950NEOは950GHユーザーにとっては、硬くて振りづらさを感じるかもしれません。打つタイミングが大きく変わるので、NEOのフィーリングに慣れていないと違和感を感じるかもしれません。
シャープに振り切りたいゴルファーには、NEOの軽硬シャフトがマッチすると思うのでぜひ試してみてくださいね。